スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今日もまたつまらない1日 9 

 ここまで・・・力に差があるとでも言うのか・・・。
 奴は言った、これは精神体であり、力は十分の一ほどだと・・・。
 ならばこの差はなんだ・・・。


 火月の左手による連打が繰り出されるも、すべて奴の右手によって止められる。
 「くそ・・・。」
 火月は舌打ちすると後ろに引いていた右手を撃ちだす。
 しかしそれを奴はジャンプすることでかわした。
 月が明るく照らす静かな夜、公園は戦場と化した。
 しかしその戦いは一方的なものだ、何せこちらの攻撃はまったく当たらないのだから・・・。
 飛び上がった奴の隙を美咲は見逃さない。
 攻撃は右から、美咲の剣はライラクスを貫いた。
 しかしそれは幻、
 「こちらです。」
 気づいた時にはすでに奴は、美咲の後ろに・・・。
 横に薙ぎ払った手刀は、美咲を捉え、そして吹き飛ばした。
 「美咲!!」
 叫ぶと火月は走り、地面に向かって一直線に降下する美咲を受け止めた。
 「・・・大丈夫。」
 大丈夫なものか・・・。
 美咲の音を変えない言葉に、火月は心の中で呟くと立ち上がる。
 20mほど先にストンと降り立つライラクス。
 さてどうしたものか・・・。
 悩んでる余裕など火月にあるはずなど無かった。
 20mという距離など奴にとっては、手の届く範囲に相違なかったのだから。
 !?
 何が起こったのかわからぬまま吹き飛ばされていた。
 気づいた時、すでに奴は目の前に・・・。
 美咲は体を起こすと間髪いれず剣をライラクスに向かって振るう。
 しかしそれは奴の右手の人差し指と親指によって止められる。
 「ぐ・・・。」
 なんという力か。
 引くことも押し出すこともできない。
 美咲は両手で持っていた剣から右手を引き剥がすと、上に。
 右手に札のようなものが2枚現れる。
 それは鋭く硬化し、ライラクスの顔面に向かって飛ぶ。
 しかし、奴は顔を少しそらしただけでそれをかわした。
 「なるほど・・・あなたは戦いなれているようだ。」
 そう言うと、奴の体から黒いオーラがもれる。
 !?
 己の危機を察したか、美咲は剣を持つ左手を離すと後ろに跳ぶ。
 しかし遅い。
 すでにライラクスの左手は美咲の首筋を捉えていた。
 「あ・・・。」
 ライラクスは美咲の首をわしづかみにすると高く掲げる。
 「がっ・・・ふ・・・。」
 苦しい・・・。
 美咲の意識が朦朧とする。
 「あなたにうろちょろされると戦いにくいので・・・ね。」
 その言葉とほぼ同時。
 「させるかー!!」
 いつ立ち上がったか、ライラクスの懐には火月がいた。
 体をひねり右手を引く、その手首を左手で持つことで、両手のオーラをひとつにまとめあげる。
 「ああああ!!!」
 その右手は、奴の腹に突き刺さった。
 そのこぶしをもろに受けたライラクスは、数十メートルほど跳ぶと地面にうつぶせに倒れる。
 手ごたえは・・・あった。
 ライラクスの左手から開放された美咲は、その場に背中から地面に落ちる。
 「美咲!」
 「あ・・・く・・・。」
 美咲は意識を失いかけていた。
 立ち上がろうとするも、その場に倒れこむ。
 「美咲・・・、いい、お前は無理をするな!」
 しかし聞かない、立ち上がることをやめない。
 それは戦士だからなのか・・・。
 敵が目の前にいるからか・・・。
 美咲が立ち上がるよりも早くライラクスが立ち上がる。
 「さすがですね・・・。今の一撃の威力は相当のものです。」
 その言葉とは裏腹にまるでダメージが無い。
 「へへ・・・、ぴんぴんしてるな・・・。」
 「これは精神体ですから痛みはありません、それにこのぐらいのダメージで消えることはありませんからね。」
 ・・・
 ならばもっと力がいる・・・。
 もっと大きな威力がいる・・・。
 もっと・・・力を!!!
 火月がカッと目を見開くと、全身から黒いオーラがあふれた。
 特にその右手と左手は、常に爆発を起こしているかのよう。
 「あああ!!」
 その叫びの同時に、火月は大地を蹴った。

 「速い!」
 声を上げたのは、ライラクス、驚きの表情を隠せない。
 火月の右と左の嵐が、ライラクスを襲った。
 「ああああ!!!!」
 やむことのない連撃、ライラクスの目の色が変わった。
 「く・・・。」
 ライラクスの口から言葉が漏れる。
 今まで優勢だったライラクスが、火月の攻撃に防戦一方になる。
 ほぼすべての攻撃をその二つの手のひらで止めるライラクスであったが、受けきれない攻撃がライラクスの頬を掠めた。
 「チィ・・・。」
 舌打ちをするとライラクスが後ろに引く。
 しかし火月は追撃をやめなかった。
 「まだまだ!!」
 大地を大きく踏み、さらに前に踏み出す。
 「ええい!!」
 その声と同時に、火月の右手はライラクスの左肩を貫いた。
 「く・・・。」
 ライラクスの体がガクリと崩れる。
 「よし!」
 更なる追撃をと踏み込んだ時、火月の連撃が止まった。
 なんだ・・・。
 体が・・・。
 初めて自分の意思で行う実践・・・。
 自分の限界を超えた力・・・。
 ピークに達した体・・・。
 既にその力は、火月が思い通りに操れるものではなくなっていたことに気がつかなかった。
 「しまっ・・・た・・・。」
 ぐ・・・、まずい・・・。
 この感覚は前以上に・・・。
 「ふ・・・この時を・・・待っていましたよ。」
 そう体をゆっくり起こし冷静な声で言うライラクス。
 火月は体を縮め大きく震えると、しばらくしてぴたりと止まった。
 「さぁ・・・あなたの正体を・・・。」
 ライラクスがそこまで言った時だ。
 「すこし・・・、遊びが過ぎるんじゃないか・・・?ライラ。」
 その言葉は紛れも無く火月の口から漏れた。
 !?
 そして、今までに無く黒く莫大なオーラを手にまとい、それを、ライラクスに向かって放つ。
 放たれたオーラはまるでレーザー光線のように一直線に空に伸びる。
 そしてライラクスの体を突き破った。
 攻撃を受けたライラクスの体が大きくゆがむ。
 「やはり・・・あなたは・・・紛れも無く・・・。」
 そう言葉を残しライラクスは闇に消えた。

 公園は一気に静まり返った。
 しかしその黒いオーラはとどまることを知らない。
 火月は立ち上がろうとする美咲のほうへ体を向けると歩き出す。
 「く・・・、か・・・つき・・・。」
 美咲が声を上げるもその声は火月には届かない。
 距離がどんどん縮まる。
 そして、何とか起き上がろうとする美咲の目の前に火月が立ちはだかった。
 火月は美咲を見下ろす。
 なんという存在感か・・・。
 こちらを見下す目は、鋭く、そして冷たい。
 暖かさを感じる火月の目ではなくなっていた。
 「火月!!」
 美咲が声を上げるもその声は届かない。
 月を背にした火月がゆっくりと右手を上げる。
 「光のものか・・・。」
 そう火月は呟くと、右手が徐々に黒く染まった。
 その時、美咲は死を覚悟する。
 ゆっくりとその瞳を瞑った。
 まさにその瞬間だった。
 「やっほーい!!」
 元気の良い声が響く。
 手をぶんぶんと振りながらこちらに走ってくるのは、間違いなく真由だった。
 「ちょっとセンパイ!!!今日は来るなって言ったでしょ!!!!」
 火月はセンパイを見ると口を大きく開けて叫んだ。
 「だってさぁ・・・ねぇ・・・せっかくだから飲み物ぐらいは差し入れしようかなと・・・。」
 そう言って真由は胸に抱えた3本のペットボトルをちらつかせる。
 「んー・・・まぁありがたいんですけどね・・・。」
 火月は苦笑いして後頭部をかいた。
 「美咲ちゃん?」
 真由は美咲の前にしゃがみこむ。
 「どうしたー?特訓疲れた?」
 その顔を見てホッとしたか、美咲は真由に崩れるように倒れこみ意識を失った。


 センパイが来るとこんなにも和む・・・。
 何故だろうか・・・ホッとする・・・。
 さっきまでそこで戦っていたことに気づかされたのは、先輩と別れた後だった。
 しかし、俺はライラクスを追撃したところまでの記憶しかなく・・・。
 いったいあの後何が起こったのか知る由も無かった・・・。



----------------------------------------

やっぱり戦闘シーンは書けません・・・
でも思いつく話はみんな戦闘ものです
これいかほどか・・・
なんというか描写に戦闘の緊迫感を与えるにはどうしたらいいのかね・・・
勉強しないとダメだな・・・。
本当はもっと先まで書こうと思ったけど切れが良かったのでこんなもんで・・・。
スポンサーサイト

今日もまたつまらない1日 Mk2 その1 

 どんな世界にだって、裏の社会と言うものが存在するものだ。
 それが超能力者の集団だったり、宇宙人だったり、それは世界によってさまざまだろう。
 どうやら俺たちの世界にとって、それは魔法のようだ・・・。

 
 俺は今日もまたつまらない1日を、だらだらと過ごすはずだった。
 いつものように朝起き、いつものように顔を洗い、いつものように朝食を軽くとり、歯を磨き、etc・・・。
 なんの変わり映えもなく、いつものように学校に着き、教室に向かったわけだが、今回はいつもの1日とは少し違ったようだ。
 これが、体育祭やら、文化祭のような、1年のうちに必ず起こりえる行事のように平凡なことなら良かったのだが・・・。

 我が1-A組教室の前にある学年掲示板には、普段見ることのできない人だかりができていた。
 さすがにあれだけギャラリーがいれば、普通の学生は素通りできない仕組みになっているわけで。
 俺もその人だかりから、何が貼ってあるのか多少興味があったわけだ。
 しかしそれを見てあいた口がふさがらなかった。
 そのA3ほどありそうなプリントには、龍海高校(たつかいこうこう)学生新聞と書かれていた。
 ちなみに龍海高校とは、この極一般普通の最大公約数的な高校である。
 問題はそこではなく、その隣。
 龍海高校学生新聞という文字のすぐ脇には、でかでかと『脅威!龍海高校男子生徒に魔法使いの疑い!!』と書かれていたのだから。
 記事にはおそらく学校の裏であろう場所に、我が高校指定のブレザーを着た男子生徒の後姿と、それにまとわりつく奇妙な青白い光が写された写真がこれまたでかでかと貼り付けてある。
 魔法・・・ね・・・。
 「面白いことになってるみたいですね。」
 後ろから声、なんだか毎日聞いているような耳障りな声だ。
 「おはようございます、シュン」
 その声の主は俺の隣に移動すると記事に目を向け「これはこれは」と呟く、すでに見てたくせに白々しい。
 ちなみにシュンというのは俺の名前、正確には御門 瞬(みかどしゅん)。
 それでもって、現在俺の隣にたっている常に敬語の奇妙な男は、佐倉 劉士(さくらりゅうし)、小中高との腐れ縁。
 身長は173cmほどで俺とどっこいどっこいだ、しかしながら成績は優秀、この間の中間テストでは学年1位を獲得した。
 しかも、男性としてはちょっと長めのストレートな髪、しっかりとした顔作り、いつもへらへらしてるようだが顔はいい部類だ・・・いやおそらくもてる部類だろう・・・。
 もう何年こいつと顔をあわせているか分からないが、未だにこいつの考えはさっぱり分からん。
 おそらくこの騒ぎも・・・。
 俺は横目でこいつを見ていたが、すぐに記事に目を移す。
 えー・・・なになに・・・?
 信じられないことかもしれないが、これは先日現実に起こった出来事である。
 何もない場所に突如現れた少年、それはまさにテレポテーション。
 私も目を疑ったが、すぐにシャッターをきった。
 移動の瞬間ではなかったものの、魔力のようなものの余韻が残っているところをカメラに収めることができた。
 これがその瞬間だ。
 その少年は走って移動していたので見失ってしまったものの、その容姿から、この学生であることは間違えない。
 そもそも魔法というものは・・・etc etc。
 ふむ・・・発行・・・龍海高校新聞部・・・。
 なるほどな・・・。
 再度隣に目を移すと劉士は相変わらずへらっとした顔で記事を眺めている。
 まったく・・・。
 「それにしても・・・、こんな人のあら捜しみたいな事して何が楽しいのかね・・・新聞部は・・・。」
 隣に向けていったつもりだったのだが、まったく別のやつの耳に入ったらしい。
 「楽しいわよ!」
 声は後ろから、振り向くと背丈160ほどの女子生徒が腕を組み立っていた、きらりと輝く眼光に眼鏡、そのわりにはポニーテールが何故か子どもっぽく見える、あーりぼんのせいか・・・。
 こいつは確か・・・1-Bの赤石 由希(あかいしゆき)だったか・・・。
 こいつに目を付けられたらやばいというのは1-Aでも有名な話だ。
 とことん調べつくされ、尾行され、人のプライベート何のその、犯罪すれすれ根性の新聞部員・・・。
 「私はこの新聞をみんなに見てもらうのが生きがいなの!みんなが期待するような面白い記事を書くことが私の使命、そのためだったらどんなことだってするわ!」
 おいおい・・・道を踏み外すなよ・・・?
 「まぁ、お前が何しようが俺の知ったことじゃないが・・・。あんまり良くないんじゃないのか・・・?こういうの。」
 そう俺が言うと、赤石は目をパチパチさせ、ニィッと笑って言った。
 「こういうときに、そういうこと言うっていうのは結構怪しと私は思うわけ。ねぇあなた!魔法について何か知ってるんじゃない?」
 人差し指をこちらにむる。
 むやみに人を指差してはいけません。
 「あほ、知るか。」
 そう言って俺はその場を後にして教室に入った。

 
 意味も無く長い担任のありがたいお言葉を受け、俺は帰り支度をしていた。
 時間は4時、部活がある人間、はたまた委員会のある人間は、まだ学校に居残ることになるのだろう。
 そんなことを考えていると、教室の黒板の上に置かれたスピーカーから『ピンポンパンポーン』とにぎやかな音が流れる。
 『1年A組御門瞬、同じく1年A組佐倉劉士、至急3階多目的室に来てください。繰り返します・・・。』
 6限とHRを終了し帰る気満々だった俺には、やたらと耳障りな放送だった。
 その放送から流れる女性の声は俺の知った声だったため何が言いたいかは一発でわかった・・・。
 俺が前の席の劉士の顔をうかがうと、やつもこちらを見ていたようだ。
 やれやれと両手の手のひらを上に上げている。
 あいつもこの放送の意味を理解したらしい。
 劉士と二人で知らん振りすることも悪い手ではないと思うのだが・・・。
 まぁあとが怖いしな・・・。
 俺と劉士は、帰り支度を済ますとそれを持って教室を出た。
 「参りましたね。」
 スマイル顔を崩さないまま言う劉士。
 「俺はさっさと帰って寝たいのだが・・・。」
 そんなことを答えて俺は足を速めた。
 

 3階の多目的室。
 普段は部活や委員会の打ち合わせ等に使われるはずの教室なのだが・・・、今は誰がどう使おうがどうでもよいとされている教室のようだ。
 劉士を先に入れ、俺も後から教室に入る。
 そして扉に鍵をかけた。
 中では一人の女子生徒が立っていた。
 高校生としては未発達な身長や顔、やや癖毛なロングヘア、ぱっちりとした目や小さめの口、まぁかわいいといえばかわいいのか、俺から言わせればただのあほだが・・・。
 こいつは、漣 瑠璃(さざなみるり)、劉士と同じよいうに俺と小中高の腐れ縁だ。
 俺と瑠璃の前には会議用の長テーブルがあり、その上にはどこかで見た気がするA3のプリントがおかれていた。
 劉士も「やっぱり」という顔をこちらに向けており、俺はひとつため息をついた。
 「こ、これはどういうことですか!瞬君!劉君!」
 ばん!と机に勢いよく手のひらを落として瑠璃は言う。
 「その前に俺からも言っておくぞ瑠璃、こういう時放送で呼び出すな、余計怪しまれるぞ。」
 「はぅ、ごめんなさい・・・。」
 下を向く瑠璃、まぁお前があの手の放送に前々から憧れを抱いてたことは知っていたんだがな・・・。
 「と、とにかくです!!これはどっちがやったんですか!!」
 目をぎゅっと瞑って声を荒げる瑠璃。
 それに対して劉士は何も言わずにニコニコと笑ったままだ。
 それは俺に言ってくれという意思表示なのか・・・?
 「あのな瑠璃、記事は読んだんだろうな。」
 俺がぶっきらぼうに聞くと。
 「もちろんです!!」
 ため息が出る・・・、ならばその質問は愚問のはずだぞ・・・。
 「魔法学園の教師ですら困難とされるテレポテーションなどという超高等魔法、んなもん使える高校生が2人以上いるというのなら教えてほしいものだな。」
 俺はそう言って横目でやつを見た。
 相変わらず笑顔を崩さない。
 瑠璃も「あ・・・」と声を上げてじーっとやつを見ると叫ぶ。
 「劉君!!!何でこんなことしたんですかぁ!!!」
 その怒りの声とともに瑠璃の体から赤いオーラのようなものがもれる。
 「こらこら・・・、そんなの見られたら一発でばれるぞ、怒ると魔力がもれる癖を何とかしてくれ・・・。」
 瑠璃は魔力のコントロールがひどく苦手だ、そういう魔法使いは意識とは無関係に魔力がもれてしまうことがある。
 魔法使いにもやはり得意分野というものがあり、俺は魔力のコントロールが得意といえるだろう。
 劉士は、魔力の全容量及びその爆発力が群を抜いている。
 今回のテレポテーションにしても、魔力の爆発力が問われる魔法なだけに、今まで高校生で使えたという話は聞いたことがなかったのだが、劉士は例外のようだ。
 はて・・・瑠璃は何が得意なのか・・・まったく見当がつかない。
 瑠璃の怒りの矛先を向けられている劉士は、悩んだようなしぐさを見せる。
 下手なことを言うと瑠璃の攻撃魔法が飛んで来るかもしれんぞ、本人無意識のうちにな・・・。
 まぁ劉士には通じないんだろうが、その爆発に巻き込まれるのだけは勘弁だ。
 「いや、昨日はたまたま遅刻しそうだったもので・・・。」
 そう言って劉士は前にあったパイプ椅子に腰を下ろした。
 俺もそれを見て隣にあったパイプ椅子に座る。
 「遅刻かぁ・・・、遅刻はいけないよね・・・。」
 そう言って瑠璃はぺたりと腰を下ろした。
 まさか今ので納得したんじゃないだろうな・・・。
 「そうじゃないだろ、うちのリーダーはなんで禁止されてる魔法を使ったのかといいたいんだ、そんな理由じゃ済まされんぞ。」
 あまりに不甲斐無いリーダー瑠璃にフォローを入れるように俺は言ってやった。
 「おっと、それは間違えですよ、シュン。そもそも魔法の使用は禁止されてはいない・・・。まずいのはばれることであって、魔法を使うこと自体は禁止されてはいないんです。現在のこの世界に影響を与えることなく、いかに我々が魔法を使い生活を豊かにできるかが、この普通高校入学制度の狙いでもあると主張する学者もいますよ。」
 「それでまんまと見られてしまったと。」
 「いやあ、面目ないですね。」
 何でそんな風に笑ってられるのかが俺にはわからん。
 「と、とにかくー、劉君は魔法の使用を控えてください!!これが魔法学校に知られたら・・・、私達どうなるか・・・。」
 お前は物事を大げさに考えすぎだ、この新聞記事を本気で信じてるやつなんてほとんどいないんだぞ。
 むしろ身構えるほうがまずいと俺は思うんだがね・・・。
 その時プルルルルと瑠璃の鞄が鳴り出す。
 「あ・・・、ごめんなさい、電話・・・。」
 瑠璃はそう言って鞄から携帯電話を取り出すと答えた。
 「はい、もしもし、え!?」
 こちらからでも瑠璃の顔から血の気が引いたのがうかがえる。
 「は、はい・・・、はい、・・・はい、分かりました。では、今からそちらに・・・、はい。それでは・・・。」
 そう言って電話を切ると瑠璃は青い顔をゆっくりこちらに向けた。
 「ど、どうしよう・・・。レミリア先生だった・・・。今こちらに来てるからって・・・。」
 レミリア先生は俺達三人の中学時代担任だった先生だ。
 中学といっても魔法学校は小中一環なわけだが・・・、レミリア先生には俺たちが7年生の時に新米教師として俺たちの担任となり、以後3年間お世話になった。
 「どうやら・・・、報告が届いてたみたいですね。」
 劉士が少々難しい顔で言った。
 「あわわ、どうしよう・・・、わ、私たち魔法使いの資格剥奪されたりするかも・・・。」
 お前は大げさに考えすぎ。
 まぁ、大丈夫だろ、相手があのレミリアちゃんなら・・・。


 俺達魔法使いには中学を卒業したとき、魔法とは何の関係のない普通の高校で3年間生活することが義務付けられている。
 その生活の中での条件は魔法の存在を隠し通すこと、確かに劉士が言ったとおり魔法を使うことを禁止されているわけではないのである。
 その制度は普通高校入学制度と呼ばれ、常識を知るための社会勉強とされている。
 実際のところ魔法を使った職というものは少なく、魔法学園入学者達もその半分はこちらの世界で普通に生活をすることになる。
 ならば高校生活はせめてこちらの世界で生活させ順応させようという狙いが込められ、こちらの世界の生活に満足して永住する魔法使いも数多くいるらしい。
 では魔法がばれてしまった時はどうなるか、もっとも軽い例が転校である。
 しかし、以前ある高校では魔法に関わった人間すべてのものの魔法に関する記憶を消去し、その原因を作った魔法使いは魔力を封じられ、魔法に関する記憶をすべて消されたという件もあったようだ。
 瑠璃はそれを恐れているんだろうが、どちらにしろ考えすぎだ。
 その最悪のケースを引き起こした魔法使いは、高校に魔法テロをふっかけたって話だ。
 どう考えても今回はそこまでひどい話じゃない。
 魔法使いがこちらで生活している以上誰もが通る道なのさ。

 『カランコロン』
 扉を開けるとそんな音がする。
 レミリア先生が指定した場所はちょっとおしゃれな喫茶店だった。
 何だってこんな場所に・・・。
 「やっほー!みんなこっちこっち」
 などと声を上げて、手をぶんぶん振っているのは我等が恩師レミリアである。
 たしかハーフらしいが、どこの国とのハーフなのかは定かではない。
 俺がレミリア先生の向かいに席に座ると、劉士は隣、瑠璃はレミリア先生の隣に座った。
 レミリア先生は金髪で後頭部にお団子を作った髪形、眼鏡をかけ真っ赤な口紅をつけ、胸の谷間が目立つ赤いタイトスカートのスーツに白い白衣、どうやら本人はこれが大人の女教師のスタイルっと決め付けているようだが・・・、彼女の場合は性格がまるでついていかない。
 同僚の教師にいい加減学生気分は捨てなさいとしょっちゅう注意を受けている。
 まぁそこが人気の秘密でもあるわけだが。
 「みんなひさしぶりー!!ねね!元気してたー?」
 思いっきり笑顔を浮かべて言う。
 「はい、元気ですよ。」
 と劉士。
 「先生ほどじゃないけどな。」
 と俺。
 先生の有り余る元気に相反してか、隣の瑠璃は暗い表情を浮かべていた。
 「先生・・・きょ、今日はどういったご用件でしょうか・・・。」
 瑠璃が今にも消え入りそうな声で言う。
 「んー、率直に言ってしまえば注意しに来たのよ。あなた達が一部の普通の生徒に魔法を見られたみたいだからね。」
 その台詞に、瑠璃はビクッと体を揺らし、劉士は「やっぱりですか」と苦笑を浮かべていた。
 レミリアちゃん・・・あなた達といいましたが、見られたのは劉士一人です。転校させるならさっさとさせちゃってください。
 「あんまり簡単に見ないほうがいいわよ?ばれたら転校じゃ済まされないかもしれないしね・・・あなた達・・・全員。」
 「ヒィ」と声を上げる瑠璃、俺はんなわけあるかい、とウェイトレスが持ってきたコーヒーを口にした。
 実際のところ、レミリア先生も瑠璃をからかって遊んでいるだけのようだしな。
 しかしまぁ、第一に突っ込むべきことを俺は先生に言ってやらねばなるまいよ。
 「なんで一般客の多いこの喫茶店でこんな話をするんですかね・・・。」
 それを聞いてレミリアちゃんは舌をチョロッと出すと。
 「だって、久しぶりにこっちに来たのよ?いろんなところ行きたいじゃない。それにね、私教え子とこういうとこ入るのにすごく憧れていたの。」
 ほら見ろ、この先生相手に物事を深刻に考えても損を見るだけだぞ瑠璃。
 「ね、ね!せっかくだからいろんなところ行きましょう!カラオケとか!映画とか!!あっ!こっちで売ってる服もちょっと気になるなぁ。」
 瑠璃はかわいそうに、真っ白に燃え尽きたようだ・・・。
 俺は劉士と顔を見合わせると苦笑いをした。
 

 商店街の歩道を歩く4人、どうやらショッピングに行くことが決まったらしい・・・、というより先生が勝手に決めた。
 先頭には俺とレミリア先生、その後ろに2mぐらい距離を置いて瑠璃と劉士。
 歩きながら先生は俺に耳打ちしてきた。
 「瞬君、あの二人のことをよろしくね。」
 そんな笑顔で言われてもな・・・。
 「リーダーは俺じゃなくて瑠璃ですよ?」
 先生はちらりと後ろを見るとすぐこちらを向いてぎこちない笑顔を見せる。
 ニコニコと何を考えているか分からない劉士の顔と、不憫なほどに下を向いている瑠璃の姿が目に入ったらしい。
 「それは・・・分かってるんだけどね・・・。」
 あははと苦笑い。
 言いたいことは分かりますよ。
 瑠璃がリーダーって聞いたときはいろいろ問題だと思ったが、かといって劉士にやらせるのは更なる悲劇を生みそうな気がするし、俺自身まったくやる気なかったのだから・・・。
 「それじゃ、最初このお店!」
 と言ってレミリアちゃんがダッシュする。
 はて・・・、このまま帰っていいか・・・?
 

 朝、いつものように学校へ向かう。
 昨日はひどい目にあった・・・。
 散々荷物持ちさせられるは、カラオケで変な曲リクエストされるわ、いつの間にか先生にはお酒入ってるわで。
 しまいには、飛行機で沖縄行こうと言い出しやがったんで、劉士に攻撃魔法を許可させた。
 しばらく歩くと学校の校門が見える。
 昨日あんなことがあっただけにやや入るのが憂鬱になる、まぁここまで来て引き返すつもりもないんだけどな。
 そんなことを考えていると、
 「あなた!魔法使いでしょ!!」
 と声をかけられる。
 やたら聞き覚えのある声だな・・・おい。
 見ると昨日のお騒がせ新聞部員、赤石由希が目の前にいた。
 俺たちの敵・・・、いや全校生徒の敵だな・・・。
 そいつと目が合うと、そいつは驚いた表情で叫んだ。
 「あー!!昨日の怪しいやつ!!」
 分からないで声かけてたのかお前は・・・。
 「歩いてる男子生徒全員にそうやって声かけてるんじゃないだろうな・・・。」
 目を細くしてそいつの顔を見る。
 「もちろんかけてるわよ!これくらいの努力は惜しまないわ!少しでも何か発見があるかもしれないじゃない。」
 真性のあほの様だ・・・。
 何が彼女をそうさせたのか・・・。
 まぁ俺には関係ないことか・・・。 
 「あんまり人に迷惑かけるなよ。」
 そう言って俺は昇降口を目指す。
 「ちょっと待ちなさいよ!!あんたにはまだ聞きたいことが・・・!!」
 そんな声は無視、聞こえない、うん聞こえない。
 さらに俺は足を速めた。


 とまぁ・・・、自分が軽率だったことは謝ろう・・・。
 ただこれは何か・・・、新手の嫌がらせか・・・。
 四六時中視線を感じるのだが・・・。
 先ほど廊下を歩いた時ふと後ろを見たが、柱の後ろに誰かが隠れているのはもろばれだった。
 話しかけたら何を言われるか分からない、だから気づかない振りをしてるんだが・・・。
 「あんまり元気がないみたいですね。」
 声をかけてきたのは劉士だ、いつものスマイルを崩さない。
 いい加減その顔は見飽きた。
 「俺に話しかけないほうがいいぞ・・・、変な虫がこっちを見てるかもしれないからな・・・。」
 劉士は難しい顔をするとポンッと手のひらを打った。
 「なるほど、新聞部に目を付けられたみたいですね。それは災難だ。」
 言うな・・・、悲しくなる。
 「しかし・・・、何故お前じゃなくて俺なのか・・・、お前のほうがよっぽど怪しいだろ・・・。」
 劉士はフフと笑うと、
 「それは先日の会話が原因じゃないでしょうか、明らかに彼女はあなたを妖しいと思っていたみたいですし。」
 と言う。
 んなことは分かってる・・・。
 「人が誰に興味を示すかは人によって大きく異なりますよ、彼女にとってはあなたがその対象だった。」
 何が言いたいんだお前は・・・。
 「しばらくは会話を控えましょうか、僕だって目をつけられたくはありませんからね。瑠璃にも伝えておきましょう。」
 そいつはどうも。
 お前の顔をみる機会が減るとなると嬉しくって飛び上がりそうだ。
 
 
 放課後、いつものように帰り支度をしていると、携帯電話にメールが届く。
 知らないアドレスからだな・・・。
 見ると、
 「放課後、学校の屋上まできなさい!優秀な新聞部員より」
 などと書かれている。
 何故やつが俺のメールアドレスを知っているのか・・・。
 やはり敵に回すと恐ろしい、そんな気さえしてきた。
 もちろんこんなもんに付き合うつもりはない。
 っと言いたいところなのだが、明日何を言われるか本気で分からんし。
 確証もないまま『あの魔法使いの正体は1-A御門瞬だった』とかでっち上げられでもしたらめんどうくさい。
 一応付き合ってやるか・・・。

 屋上へ向かうとやつはいた。
 メモやカメラを持って屋上のフェンスに腰をかけている。
 すこしでも後ろに体重をかけたらまっさかさまだぞ・・・。
 よっぽど度胸があるのか・・・、よっぽどスリルを味わいたいのか・・・。
 「おっと、ちゃんと着たわね!来なかったら明日面白い記事を書いてあげるつもりだったのに・・・、とっても残念だわ。」
 そんなことだろうと思ってたんだが・・・。
 「それで・・・?いったい何のようだ・・・?」
 俺は頭をかいた。
 「ずばり!魔法使いはあなたでしょ!」
 最初は何か知ってるでしょ?と聞かれた気がしたが・・・。いつの間にか俺が魔法使いになってしまったらしい。
 まぁ、外れてはいないんだがな・・・。
 「あほか。」
 ばれる訳にはいかないんで・・・、こっちもしらを切るしかないんだ。
 そんな俺の突っ込み何のその赤石はさらに続ける。
 「あなたは昨日私の記事を見て、新聞部員は人のあら捜しして何が楽しいんだって言ったでしょ?普通だったら嘘だ!とかでっち上げてる!とか信じられない!って言うのが第一印象、なのにあなたは、魔法の存在はすでに認知しているかの言い草だったでしょ?」
 む・・・思いのほか鋭いな・・・。
 そもそもあれは劉士に向けた言葉だったからな・・・。
 「それにしたってどう考えてもおかしいだろ魔法使いなんて、そんなもんがいるんならとっくにテレビで騒がれててもおかしくないと思うぞ?」
 「だからこそあたしがそれを証明するの!きっと世の中も大騒ぎよ!!」
 そうなったら俺は魔法も記憶も完全消去だろうな・・・。
 「付き合いきれん。俺は帰る。」
 そういって後ろを向こうとした瞬間だ。
 「よっ。」
 そう声を上げて赤石由希はフェンスの上に立ち上がった。
 それにはさすがに俺もどきもを抜かれた。
 度胸と言うよりすでに変体行為だ。
 命が惜しくないのか。
 「ばかかお前!今すぐ降りろ!」
 すると赤石は穏やかな微笑を浮かべこちらを見ると、フェンスの上を綱渡りするように歩き出した。
 風はないとはいえバランスを崩し下手をすれば、6階建てのこの学校の屋上からまっさかさまだ。
 「ねぇ・・・、魔法使いって空飛べるのかな・・・。」
 チラリとこっちを見る。
 「しるか・・・。」
 それを聞いて、赤石はニッと笑うと。
 フェンスから落ちた。
 いや、落ちたというよりは飛び降りた。
 「ばっ!」
 信じられないことが目の前で起こった。
 しかし、それに対して考察する時間はすでにない。
 走った、そして1mあろうフェンスを飛び越え俺自身も地面へとダイブする。
 間に合え!!間に合え!!
 はるか先まで落ちている赤石、どう考えてもやつの方が先に地面につくだろう、そうなったら・・・。
 ええい・・・!
 魔力開放・・・。
 魔力をずれもなく均等に体全体にいきわたるようにコントロール・・・。
 体に均等に魔力をまといそれを高速で体中をめぐるように流すことが飛行魔法の基礎。
 そしてそれプラス風の魔法・・・。
 加速。
 「間に合えー!!!」
 俺は吹き荒れる風で加速し超高速で落下した。
 とどいた・・・。 
 そして赤石を抱きかかえる。
 地面まで2mない。
 「あっがれー!!!」
 さらに魔力を振り絞る。
 それを均等に体にまとわなければ・・・。
 ミリ・・・いや・・・ミクロ単位の魔力コントロール・・・。
 それは見えない穴に糸を通すかのように・・・。
 魔力を均等に帯びた俺の体は黄色に光る。
 そして地面30cmすれすれをすべり上へと急上昇する。
 「飛んでる・・・。」
 声を上げたのは赤石。
 「これが魔法・・・。」
 
 ゆっくりと屋上に着地した。
 そして・・・。
 「馬鹿かお前は!!!!!死ぬきか!!!!」
 汗が噴出す。
 背筋が凍った・・・。運が悪かったら二人であの世行きだ・・・。
 いや運が良かったからこうして助かっている・・・。
 「あ・・・。」
 ビクッと体を硬直させる赤石。
 俺はその体をさらに揺さぶった。
 「俺が飛べなかったらお前は間違いなく死んでいたんだぞ!!!どうしてそんなことができる!!!」
 「私は・・・。」
 「屋上から飛び降りることが新聞部の役目だっていうんなら今すぐやめちまえ!!!」
 「あ・・・私・・・。」
 赤石の目はかすかに潤んでいた。
 散々叫んだからか、それともその目を見てか・・・少し落ち着いた。
 「くそ・・・、飛行魔法はあいつでも困難な超高等魔法なんだぞ・・・、たまたま俺がコントロールできたからであって・・・、ええい・・・。」
 俺は赤石に背を向けて散々愚痴ってやった。
 「あの・・ごめ・・・私・・・。」
 もう自分が何を言っているのか分からなくなっているだろう赤石に、俺は右手を突き出した。
 「ん。」
 「え?」
 キョトンとする赤石。
 「カメラだ、今すぐ出せ。」
 「あ・・・うん・・・。」
 へたりと座り込む赤石からカメラを受け取る。
 「くそ・・・デジタルカメラか・・・。」
 俺はそう言うと立ち上がってカメラからSDカードを抜き取る。
 へし折ってやっても良かったんだが・・・
 あまり高価なものだったらさすがに可哀想と良心が働いた。
 「中に入ってるデータみるぞ、それくらいは命を助けてもらった代金だと思え。」
 そう言って俺は右手の人差し指と親指でUの字を作る。
 その人差し指と親指の中間にSDカードを置くとカードは宙に浮きながらくるくると回り始める。
 現代の魔法の技術は結構万能でこの手のデータを機械なしに覗くことも消すこともできる。
 そういった役立ちそうな魔法を俺は主に覚えた。
 故に攻撃魔法のようなものは皆無なのだが・・・。
 おそらく現代には必要あるまい。
 「やっぱりな・・・、さっきもちゃっかり写真とってやがったな・・・、それに尾行してるときにも数枚か・・・、こいつは消させてもらうからな。」
 パァっと右手が光るとカードは回転を止めた。
 そしてカードとカメラを返す。
 「それじゃな、もう無茶するんじゃないぞ。」
 そう言って俺は、屋上の出口へと向かう。
 「ちょっと待ちなさい!!何か言うことはないの!!私はあなたの正体に気がついたのよ!口を封じたりするんじゃないの!!」
 どんな偏見だ・・・、まぁ確かに普通はそうするかもしれないな・・・。
 「お前は新聞部だから・・・、写真と言う証拠がなければ記事にならないだろうし・・・。記事にせずに噂として広めるのはお前のプライドがゆるさんだろ?」
 たぶんな・・・そんな気がした・・・。
 こいつならはしゃいで何か騒いだりはしないと・・・そんな気がした・・・それだけだ・・・。
 それに・・・ばれちまったのは事実だし。
 記憶の操作は一部を除いて犯罪だ。
 そもそもそんなこと俺にはできやしないが。
 「じゃあな・・・。」
 そう言って屋上を出る。
 「あ・・・あの・・・ありがと・・・。」
 その声は小さく消え入りそうな声で、俺の耳には届かなかった。


 「あれ・・・?」
 眩暈がした。
 慣れない高速での魔力集中、どうやら限界を超えてたらしいな・・・。
 ふらふら階段を下りると足を踏み外す。
 すると階段から落ちそうになった俺を何者かが支えた。
 「お疲れ様です。」
 何だお前か・・・、その声を聞いてか急に意識が遠のきそうになる。
 「悪い・・・、魔法見られた・・・。」
 「あれは仕方ないでしょう。」
 劉士は相変わらずのスマイルで言う。
 「あなたが飛ぶ様子、魔法で周りから見えないようにはしておきましたよ。おそらくあの方以外にはばれてはいないでしょう。」
 そいつはありがたいのだが・・・。
 「隠しただけかよ・・・。手を貸してくれりゃいいものを・・・。」
 「無茶を言わないでください、あの状況で手を貸せる人間がいるとすれば、それは神以外の何者でもありませんよ。おかげさまで僕は芸術のような高速魔力の均等化と飛行魔法まで見せてもらいましたけどね、あれは僕でも真似はできません。」
 「くそ・・・言ってろ・・・。」
 そこまで言って俺は本格的に意識を失った。
 
 
 
 由希はカメラにSDカードを差し込むとカメラで保存された画像を見る。
 あいつを捉えた写真だけが綺麗すっかりなくなっていた。
 衝撃の瞬間を捉えた写真ももちろん消されていたのだが・・・。
 「それにしても・・・、勘がいいんだか悪いんだか・・・よく分からないわね・・・。」
 そういって携帯電話のフォトフォルダを確認する。
 すると先ほどの飛行した瞬、そして体から黄色のオーラを放出している瞬の写真が残っていた。
 「・・・たしかに、ちょっとずるかったかな・・・。」
 そういって携帯電話を操作する。
 「フェアじゃないよね・・・こういうの・・・。」
 携帯電話の画面に文字が浮かぶ。
 『この2件のデータを消去しますか?』
 「・・・」
 由希はゆっくり携帯電話の決定ボタンを押した。
 
 
 
 朝・・・昨日よりも憂鬱な朝が訪れる。
 頭は昨日の副作用かひどく痛むし、何より魔法を知られてしまったことに対し・・・。
 校門を抜けると背中をバンッと叩かれる。
 「うお!」
 そんな声を上げていた。
 叩いた張本人は・・・。
 「お前か・・・赤石由希・・・。」
 「えへへ、おはよ。」
 舌を出していたずらに笑う赤石。
 「大丈夫よ?今は記事を書いたりはしないわ。ちゃんとあなたから決定的な証拠写真をつかんでから記事にするんだから!」
 そう言ってグッと握りこぶしを握る。
 付き合いきれん・・・。
 「さよか・・・、精々がんばってくれ・・・。」
 そう言って重たい体を引きずりながら俺は昇降口へ向かう。
 「あ!ちょっと待ちなさいよね!!!」
 元気のいい赤石の声が朝早くから響いていた。


 勘弁してくれ・・・




---------------------------------

懲りずに新しいの書いてます・・・
忘れる前に書いちゃいたかったからさ・・・
相変わらず設定も適当
今回も背景描写がまったくない・・・
il||li _| ̄|○ il||li

永遠の試験放送第三回RaRaDio 

 三回目の放送をした
 いやはや・・・むりくせぇ・・・
 しかもイレギュラー満載よ
 いつもは寝てる親は起きてるし
 放送中に弟は部屋に入ってくるし
 放送中親から電話来るし
 休憩入れて親を迎えにいったりと・・・
 それに腹下してたし・・・
 
 やったこと
 若本の物真似をした・・・
 燃え尽きました・・・
 ツンデレについて熱く語った・・・
 自分が良く分かりません・・・

 募集してる内容
 ・RaRaDioの主張
  とにかく何でも
  言ってやりたい一言
  私に寄せる疑問でも
  大胆告白でも
 
 ・RaRaDio式川柳
  川柳募集
  なんでもいいお
  オタクっぽいのだと私が喜びます(ぁ

 ・歌の歌詞や曲
  何気に歌うの好きです・・・

 ・こんなこーなーやれよ!!ってやつ

 アドレスはこちら
 mikebuchi1005@yahoo.co.jp


 まぁ3回目ですが・・・内容は良く分かりません・・・
 毎週できるのかなこんなこと・・・
 RaRaDioは毎週金曜24時予定です

 http://mikebuchi.radilog.net/

 

今日もまたつまらない1日 8 

 「こちらの世界では・・・私たちの力は・・・著しく制限される・・・こちらの世界には結界があるから・・・そして・・・私たちの世界とは波長がまるで違うから・・・それは・・・あなたの中にいる闇も・・・同じ・・・。私たちの世界にも・・・昼と夜がある・・・私たち光は・・・昼に力が向上する・・・逆に闇は・・・夜に・・・その力の性質はこちらの世界でも・・・同じ・・・こちらの世界と私たちの世界の夜と昼は・・・少しだけ波長が似ているから・・・」
 朝のホームルームが始まる数十分前、火月は美咲に引っ張られ屋上に来ていた。
 授業前の屋上というだけあって、さすがに2人以外は誰もいない。
 もっとも生徒立ち入り禁止ということになっているこの屋上に、人などいるわけがないのだが・・・
 「つまり・・・?お前たち、いやお前の世界の住人はこちらの世界では本来の力は発揮できない・・・。それでも昼間はお前たちの力は向上し、夜は俺の中に住む闇等の力が向上する・・・と?」
 「そう・・・」
 「ならお前たちは、昼間に敵を倒したほうが有利だということじゃないか・・・だったらなぜ・・・」
 「確かに・・・私たちの世界では・・・そういう戦争が起こっていた・・・昼と夜・・・攻守の分かれた戦争・・・でもこの世界ではそれはできない・・・闇の力が小さくなっているのに加え・・・闇はさらに力を抑え隠れているから・・・」
 「力が小さくなっていることが敵には良いように働いているのか・・・。」
 「闇が力を開放しだすのは夜・・・それでも・・・私たちは隠れるわけにはいかない・・・闇を放置すれば・・・人間にも・・・重大な被害を及ぼす可能性があるから・・・。」
 「・・・それは敵の居場所さえ分かれば昼でも打てるっていう事じゃないか・・・?それなら・・・昼に、俺から闇を浄化することはできないのか?」
 「それは私の力ではできない・・・あなたの闇が・・・強すぎるから・・・。」
 それを聞いて、火月は大きな溜息を吐く。
 「ひとつだけ・・・あなたに住む闇を・・・消し去る方法がある・・・。」
 「それは・・・?」
 一瞬の間。
 美咲の澄んだ目が、こちらをじっと見ている、その眼差しはいつになく真剣だった。
 「それは・・・あなたを・・・殺すこと・・・。」
 冷たい風が吹き、美咲の短い髪がなびく。
 火月は・・・それを聞いて・・・笑った。
 「そうか・・・それでもお前は俺を生かしている・・・ありがとう。」
 美咲の顔が真っ赤になる。
 「・・・あなたなら、いつでも殺せる・・・。」
 「はは、それもそうだな。」
 美咲はプイッと後ろを向いた。
 「まぁその話はここまでとしてだ・・・お前・・・今日は何が目的だ?」
 火月は腕を組み、美咲の後姿に問う。
 「別に・・・何も・・・。」
 美咲はこちらを見ぬままいった。
 「嘘付け、こちらから聞いても答えなかったお前が、こんなに気前よく話すものか、ほら聞いてやるから言ってみ。」
 「何も・・・。」
 以前として、こちらを向かない美咲。
 「俺からすれば、お前にこんな朝早くからこんなとこに連れてこられることがすでにおかしいんだ。さっきの話にしても、いつでも話せる、俺から聞かれたら話そう、普段お前はそう考えている、ちがうか?」
 「・・・」
 「わざわざ、お前から話をしだしたのは、俺に何かを伝える口実がほしかったから、そうだろ?」
 「あ・・・ぅ・・・。」
 「まぁこれ以上話がないっていうなら、俺はもう行くぞ?ホームルームも始まるしな」
 そう言って火月は屋上を出ようとする。
 「あ・・・待って・・・。」
 ようやく美咲がこちらを向いた、その顔は耳まで真っ赤だ。
 「あ・・・ぅ・・・。」
 もっともらしいことを言い並べてみたが、実際のところあてずっぽうなヤマだ。
 『美咲は何かを言おうとしている』その推測は、何ってことはない、ただ美咲が最初から最後まで、何かを言いたげにもじもじしていたからという理由に過ぎなかった。
 まぁ見事にそれは的中したわけだ。
 美咲は火月の耳元によると、小さな声で『言いたかったこと』とやらを言ったので
 火月は大声を上げて笑ってやった。



 『はい、もしもしー?火月君?』
 「はい、突然電話してすみません、休み時間短いのに・・・」
 3時間目が終了したころを見計らって火月は真由に電話をかけていた。
 もちろん、教室でそんな電話をしようものなら、猛に何を言われるか分からない。
 火月は早目に終わった授業を利用して、屋上へと移動したわけだが・・・。
 それを見るや美咲も火月に続く。
 なぜ美咲は火月についてきたのか・・・。
 その理由はいたって簡単、火月が何か変なことを言うまいか気になったからだ。
 火月が電話をかけるとき、美咲は落ち着かない様子で火月の周りをうろうろしていた。 
 そもそも今こうして真由に電話をかけているのは、美咲の強い要望にお答えするためなのだから。
 『うん 大丈夫大丈夫!実はこっちからも掛けようと思ってたところだったから。』
 「え?」
 『お昼一緒に食べようかなと思って・・・もちろん美咲ちゃんも一緒にね、早起きしてがんばってお弁当作ってきたんだから。』
 あれま・・・さすがセンパイ、こっちが言おうとしたことを先に言われてしまった・・・。
 しかも弁当まで作ってきてくれたなんて・・・まさかあの馬鹿でかいランチボックスに・・・?
 「センパイのお弁当なら大歓迎ですよ、それに俺が言おうとしてたことも同じです。美咲がどうしてもセンパイと昼食食べたいって言い出すもんだから・・・そりゃもう朝からセンパイを誘って誘ってってうるさいくらいで・・・」
 火月はそういいながらわーわーっと声を上げてケータイを奪おうとする美咲の頭をがっしり右手で押さえつけていた。
 『うふふ、じゃぁ昼休みにね。楽しみにしてるね。』
 「はい、それじゃ昼休みに。」
 さてと・・・
 「よかった、センパイお弁当まで作ってきてくれたみたいだぞ。」
 そういって美咲の頭を解放する
 「あ・・・ぅ・・・。」
 顔を真っ赤にしてうつむく美咲。
 「私のこと・・・言わないって・・・約束したのに・・・。」
 「あー、わりぃ、すっかり忘れてたわ。」
 もちろん覚えてますとも。
 どうやらこいつをからかうのは思った以上に面白いようだ。



 絶好のピクニック日和な天気、とでも言おうか。
 真由は、屋上にレジャーシートを敷いてお弁当を広げた。
 「はい、じゃんじゃん食べてね!」
 案の定センパイは、あのでかい3段重ねのランチボックスに10を越える種類のおかずとおにぎりを大量に詰め込んできた。
 それに大きな水筒まで・・・。
 ちょっと待て・・・これセンパイ一人でもってきたのか・・・?
 「すみません、わざわざお弁当まで・・・。」
 「いいのいいの、そもそも勝手にやってたことだし2人が御飯買う前でよかったわ。」
 いえいえ、痛み入ります。
 まぁそんな火月の気持ちもなんのその。
 美咲は小さな声で「いただきます」と言うと、遠慮もなく自分の手に持ったプラスチックの皿にどんどんおいしそうなおかずを取っていく。
 このままでは美咲一人にたいらげられてしまうぞ・・・、肉取りすぎだろ・・・肉・・・。
 「こら、お前は少し遠慮と言うものを・・・」
 そんな俺の言葉にも動じない美咲、ただ一言。
 「おいしい・・・」
 そう言って口をハムスターのようにもごもご動かす。
 その様子を見て真由が笑った。
 「遠慮なんかしたら、なくならないでしょ?どんどん食べちゃって。」
 ごもっとも、これだけ量があるんだからな・・・。
 しかし、肉とりすぎだろ・・・肉・・・。
 
 火月の視界にはランチボックスを挟むようにして真由そのすぐ隣にちょこんと美咲が座っている。
 「うまいっすよ」
 火月がそう言うと、真由はこれ以上にない笑顔を見せる。
 実際に真由の作ってきたお弁当は、これ以上にないくらいおいしかった。
 「それにしても・・・懐かれましたね・・・センパイ・・・。」
 懐いたのは美咲。
 高速で箸を動かしながらも、時折ちらっ、ちらっ、っと真由の顔を覗き込んでいるのがこちらからだと良く分かる。
 たまに美咲と真由の目が合うと、美咲は真っ赤になって目をそらす。
 その様子が、見てて微笑ましくもあり、面白くもあった。
 「ちょっと待て・・・お前それ5個目だろ!!」
 「早い者・・・勝ち・・・。」
 「俺まだ1個しか・・・ってそれも取り過ぎ!てか肉!お前はもう食うな!!」
 「おいしい・・・。」
 すぐそれでごまかしおる・・・
 真由はその様子を眺めクスクス笑っていた。
 結局お弁当の半分は美咲がたいらげたわけで・・・。
 食べた質量はその小さな体のどこに消えたのだ・・・。



 時刻は21時
 至福の昼休みの後は、これといって何もなく、いつものようにただ消化した。
 火月は昨日同じ公園で特訓に取り掛かっていた。
 「はぁ!」
 その掛け声とともに、体から黒いオーラがあふれる。
 いい感じだ・・・。
 昨日よりもコントロールが効く気がする・・・。
 もちろん気を抜くことはできないものの・・・これならば・・・おそらくまともに戦える。
 戦うって何と・・・?
 何のために・・・?
 ・・・。
 とにかく俺は・・・あの小さな体を張って戦う少女に・・・手を貸したかったんだと思う・・・。
 そんなことを考えているとその小さな体の少女は空を駆け火月の前に降り立った。
 「美咲か・・・夜のパトロールは終わったのか?」
 手に力を集中したまま火月は美咲にそう言った。
 「大丈夫・・・ここ以外・・・力を感じない・・・」
 そう言うと、美咲はキョロキョロしだす。
 ・・・
 「言っておくがセンパイなら来ないぞ、今日は来ないように念を押したからな。」
 あ・・・いや・・・
 そんなあからさまにがっかりしなくても・・・
 がくりと肩を下ろした美咲が、ちらりとこちらを見る
 「・・・私も・・・特訓に付き合う・・・」
 そう言うと美咲は右手に剣を呼び出す。
 「え・・・?」
 「私の力も弱くなってるし・・・特訓も・・・必要・・・それに・・・火月には・・・実践的な・・・戦闘経験が必要・・・だと思う・・・。」
 確かに、力をコントロールさせる練習しかしてないのも事実だ。
 「手伝ってくれるのか・・・?」
 その問いに、美咲はこくりとうなづいた。
 『その特訓・・・私も仲間に入れてはもらえませんか?』
 その声は2人のものではなかった。
 上!?
 上を向くと外灯の上に一人の男が立っている。
 人・・・?
 見たところ人間とそう変わりはない、だが大き目の黒いショルダーガード、背中でなびく赤いマントは、現代のものとは思えないくらい中世的。
 服も現代とは異なる形状の漆黒の服だ。
 身長は180はあるだろうか・・・すらっと伸びた手足に小さな顔、人はこういう男を美形と呼ぶのだろう。
 ストレートの黒い髪で顔の半分を隠しているためかよく表情は見えないが・・・笑っている・・・?
 「だれだ!?」
 思わず火月は声を上げる。
 その声を聞いてか男は赤いマントをなびかせ外灯から飛び降りこちらに近づいてくる。
 「初めましてと言うべきでしょうか・・・お久しぶりですと言うべきでしょうか・・・」
 火月と美咲は、後ろに飛びのいて間合いを取る。
 その距離は30mほど。
 「私はライラクスと申します、以後お見知りおきを・・・」
 そう言いながらなおもライラクスを名乗る男はこちらに向かってくる。
 「ライラクス・・・」
 美咲がつぶやく。
 「知っているのか・・・?」
 それに対し問う火月
 「ライラクス・・・その名を知らぬものは私の世界にはいない・・・闇の王の側近・・・」
 !?
 「おいおい・・・初めての実践相手にしちゃ高レベルすぎはしないか・・・?」
 火月は体制を低くして構えをとる。
 その額から汗が一筋流れた。
 「安心してください、これは私の本体ではありません、精神体です。ですから力は通常の1/10以下程度です。」
 ライラクスはそう言ってじりじりと距離を詰めてくる。
 顔は笑っているが、その殺気・・・半端じゃないぞ・・・
 距離・・・25・・・20・・・。
 10mをきればこちらの間合いだ・・・
 攻撃を仕掛ける!
 これではっきりするはずだ・・・。
 俺が自分を保ったまま戦えるかどうか・・・。
 火月が右手に力を込めると黒いオーラがあふれ出す。
 いくぞ!!!!
 火月はライラクスに向かって跳んだ。








 火月の戦いはこれからだ!!!
 って言って終わるわけですかね・・・
 キャラだいぶ変わっちゃった・・・美咲・・・
 ぶっちゃけて言えば私好みにしてしまったと・・・
 ああ・・・
 まぁ最初から性格ちゃんと考えてなかったからなぁ・・・
 まぁあれです
 もうちょっとだけ続くんじゃよ
 
 

宮岸高校生徒会 

事の発端はそう・・・
ただ生徒会の話を書きたくなっただけ・・・
またも行き当たりばったりだ・・・

 宮岸高校生徒会(みやぎしこうこうせいとかい)

 冬の寒さが少し残る4月の初め、俺立川雅之(たちかわまさゆき)は、高校の正門を抜けた。
 ここを通るのは、受験の日以来2度目・・・。
 前回きた時は、木々たちは葉をすべて散らし、さみしーくお出迎えしてくれたわけだが・・・。
 しかし今回はどうだ、木々たちはピンクの衣をまとって、まるで俺を祝福しているかのようだ・・・。
 誰もが心躍る入学式。
 俺はやっとの思いで受験戦争を生き抜き、そしてこの地に降り立ったわけだ。
 まぁ・・・滑り止めで偶然受かった私立宮岸高校なんだけれど・・・。
 新しい学び舎、新しい友達、新しい先生、そしてできれば新しい恋人と・・・。
 不安と期待が入り混じり、入学式の会場である体育館はギクシャクした新入生たちで埋まっていた。
 新入生を歓迎する校長のながったるい話も、初めて耳にしたテープ録音の校歌も、正直何一つ覚えていない。
 ただひとつ、かつてない衝撃を受けたことしか、俺は覚えていなかったのだから・・・。

 「新入生の皆さん、ようこそ!我が宮岸高校へ!!」
 その一声が俺を引き込んだ。
 その時から俺の目はただ一点彼女に注がれていた。
 その凛々しく優雅な振る舞い、美しく澄んだ声、しかしその言葉一つ一つに大きな力があり、先ほどの校長の挨拶など下を向いて聞こうとしなかった生徒ですら、今は一点を見つめその話に聞き入っている。
 そうその存在感がとんでもないのだ。
 カリスマ性とでも言おうか・・・。
 「・・・学校生活は皆さん一人一人が主役です。その努力しだいで楽しくもなり辛くもなる。私たちも皆さんの学校生活が楽しくなるようにサポートしていきたいと思います。これから3年間を努力して、楽しく、そしてすばらしい学校生活にしてください。皆さんが充実した学校生活を送ることが、私たち、皆さんの先輩に当たるすべての生徒たちの願いです。その先輩たちを代表し、これを挨拶とさせてもらいます。生徒会長、旭川菜奈(あさひかわなな)。」
 挨拶が終わっても、俺はステージを降りてくる女性から目を離すことができなかった・・・。
 このとき俺は自分自身で理解した。
 これが・・・生まれてはじめての一目惚れだったということを・・・。


 時はいろいろ吹っ飛ばして5月。
 桜の花びらも散り、木々は新しい緑の衣を輝かせ、さわやかな風は俺たちが背負ってきた期待と不安を吹き飛ばし、新しく潤いを与えてくれる。
 新入生たちも、ようやく新しい学校生活に慣れ始めたって感じだ。
 まぁ俺はというと、新しい友達もでき、新しい教室にも慣れ、担任にもそこそこ気に入られ、いたって平凡かつ安全なハイスクールライフを満喫していたわけだ。
 案の定新しい恋人にはめぐり合ってはいないのだが・・・。
 それは仕方ないことだと思っている・・・。
 何より俺の思い人はどう考えたって高嶺の花だ。
 そんな俺の思い人である生徒会長は、やはり想像通り・・・いやそれ以上のパーフェクト超人であった。
 まず容姿端麗、生徒会長を昇降口で見かけた俺は、その麗しき姿に心をとらわれ、口をあんぐり開けたまま、その姿が見えなくなるまで見続けていたこともあった。
 そして成績優秀、成績は学年1位2位をキープ、しかもまだ2年生であるにもかかわらず生徒会長だという実績。
 まぁ生徒会は全員2年生で構成されているらしいが・・・。
 さらには人望もある、歩けばすべての生徒が振り向き、挨拶するほどである。
 俺もどさくさにまぎれて挨拶したことがある。
 そのとき返してくれた笑顔といったらもう・・・ああたまらん!!!
 とまぁ・・・まさにパーフェクトといえよう・・・。
 毎日ラブレターをもらってるとか何とかなんとか・・・。
 しかし彼氏はいないという噂もちらほら・・・。
 それでも交際を断られた男は星の数とか何とか・・・。
 もしかしたらレズ?なんていうよからぬ噂も立っていて、レズ賛成派と反対派の対立が今も耐えないらしい。
 とにかく俺はそんな話は断固反対だ。
 まったく!!平凡な一生徒が、あの麗しい生徒会長に思いを寄せる機会すらつぶそうというのか賛成派!!
 うっ・・・まぁそれもまたそれで・・・。(もんのすごい妄想)
 まぁとにかくだ、生徒会長はすごい人なんだ。

 まぁそのすごい人生徒会長が、すべての交際を断る理由は副会長にあるといわれている。
 この人も、俺からいわせればにくったらしいほどパーフェクト男子だ。
 名前はたしか・・・神堂弥一(しんどうやいち)。
 知的にめがねを上げ「おはようございます皆さん」などと笑顔で挨拶するそのさま。
 キャーなどと黄色い声が上がるがそれはあえて無視。
 身長も180と高く、足も長い長い。
 顔?もちろん美形ってやつだ・・・。
 なるべく隣には立ちたくない・・・。
 成績は生徒会長と1位2位を争い、会長を隣に歩く姿はそれはもう・・・くだらない噂が立ちこめるほどである。
 「会長は彼女ではありません、確かに僕の憧れの人ではありますけどね。」
 などと女子生徒達に話していたのを聞いた気がするが・・・どこまで本当かは分からない。
 まぁ男の俺からすれば、なるべくかかわりたくない男というのが本音である。
 
 ほかに書記会計がいるらしいが、あまりはなしは聞かないな・・・。
 どちらにしてもこれだけはいえよう、我が宮岸高校は生徒会会長旭川菜奈と、副会長神堂弥一を中心として回っていることは間違いないと。
 そいでもって俺には、正直そんな完璧生徒会は無縁の生活を送ると思われていたわけだが・・・。
 その衝撃的な出来事は、ある日突然起こったのである。

 よく俺に馬鹿話を吹っかけてくる2人、背が低くなんとなくまじめでおとなしそうなイメージがあるほうが畑野歩(はたのあゆむ)。
 んでもって、背が俺よりもちょびっとだけ高く、なんとなく目つきと性格が悪そうなほうが鮎川真一(あゆかわしんいち)である。
 まぁ今日もくだらん馬鹿話を、放課後にしていたわけだが・・・。
 「おい!雅之、もう入る部活は決めたのか?新しい出会いが俺たちを待ってるかもしれんぞ?と・く・にバスケ部はいいかも知れん!人数が少ないから男女混合で練習することもあるらしいしな。」
 と真一。
 「またまた、部活はそんな出会いとかより、自分のやりたいことを選んだほうがいいよ?」
 と歩。
 「はいはい、どっちにしても俺は部活は入る気はないよ、疲れそうだしな・・・。」
 と、俺はべたりと机に伏して言ったわけだ。
 「ああん?お前はいいのか!?このすばらしき出会いのチャンスを・・・そんなむざむざ捨てようなどと・・・愚かな!!」
 「雅之!部活はしたほうがいいよ?絶対学校生活が楽しくなるって!なんなら文化部でも・・・何かしら部活は入ってた方がいいと思うよ?」
 そんなお前ら2人は部活決めたのかと・・・問いたい問いたい、問いただしたい・・・!!
 しかしそんな些細な言葉すら出す気が出ないほどに、今の俺はやる気がまーったくない!
 これを五月病というのだろうか・・・。
 とにかく平和すぎるんだよ・・・退屈っちゃ退屈だ・・・うーん・・・部活ねぇ・・・。
 自慢じゃないが運動はできるほうであり、中学校の地区陸上大会ではいいところまでいった俺ではある。
 かといって、けっして陸上がやりたかったわけでもなく・・・、先生にどうしても出てくれ、っと泣き付かれいやいや出ただけであってだな・・・。
 そもそもスポーツは、たいっして好きではないんだ・・・俺は・・・。
 「じゃぁなにがやりたいっていうんだ?お前は。」
 真一はやれやれという顔でこちらに問う。
 やりたいことはない!・・・じゃダメなのか・・・?ダメなのだな・・・たぶん・・・。
 ならこの際・・・、
 「生徒会・・・とか・・・?」
 などと冗談交じりで言ってやった。
 まぁ実を言うと、まるっきし冗談というわけでもなく・・・、あの生徒会長とともに仕事が出来るとあらば、これ以上俺のやりたいことなどないであろう、いやあるわけない!
 まぁそんな俺の冗談に、予想通り2人ははぁ!?と返してくるわけだが・・・。
 真一にあほか!といわれる前に、それはやってきた!
 『ピンポンパンポーン。1年B組、立川雅之君、1年B組、立川雅之君、至急生徒会室に来てください。繰り返します。1年B組、立川雅之君、1年B組、立川雅之君、至急生徒会室に来てください。ピンポンパンポーン。』
 と女性の声での放送。
 それを聞いたときは、さすがに3人ではぁ?と声を上げたね。
 「お・・・お前何やったんだ!!!」
 「何をしたの雅之!!!」
 その叫びはもっともだ!!
 俺が聞きてぇ・・・。
 なんだ・・・?まさか生徒会長が俺に気があるとかというオチじゃあるまいな、いやいやそんなまさか・・・平凡な俺に、そんなチャンスがまわってくるわけなどない。
 そもそもそれなら放送などを使って呼び出すものか。
 俺の頭はもはや、いろいろな妄想で敷き詰められていたわけだが、至急といわれたからにはすぐにでも行かねばなるまい!
 「わりぃ!なんだか分からんがいってくるわ!」
 と残して俺は教室を出たわけだ。
 そのときの2人のぽかーんとした顔、当分忘れられそうにないな・・・。
 
 
 んで生徒会室!
 扉は校長室と同じ、ちょっと立派な扉になっているようで中は見えない
 はて・・・、この先にはどんな空間が広がっていることか・・・。
 俺みたいな一生徒にとっては、それはもう未知な領域なわけでだな・・・。
 あー緊張する。
 とりあえずまずはノックを・・・。
 コンコン。
 「入って。」
 その声を聞き間違えるものか、まさしく生徒会長のものだ。
 うぁ・・・、まさかこんな形で会うことになるとはー!!!
 いったいどういうことなんだー!!
 っと・・・、がちゃり。
 ドアを開けると、通常教室よりやや横幅が狭く、細長い作りの一室。
 そこには、会議室用の長テーブルが並べられ、一番奥にやや立派な机がひとつ。
 その中におられたお人は3人。
 まず1番手前の長テーブルに腰をかけ、なにやらノートに記入してる女性が一人。
 まったくこちらを見ようとせず、ただ必死に何かを記入している。
 それから、奥の立派な机の手前に置かれた長テーブルに、足を組み座る男が一人。
 ああ・・・こいつは・・・神堂弥一その人だ・・・。
 不気味な笑顔でこちらを見ている・・・、厄日だ・・・。
 そして、そのりーっぱな机に座っておられる方こそが、我が宮岸高校のトップにしてアイドル!麗しき旭川菜奈会長。
 椅子ではなく机に座ってるそのお方は・・・なんだか・・・うーん・・・なんというかスカートから見える太ももが、強調されてるがごとく・・・なんか目のやり場に困るー・・・と視線を上に上げていくと、目が合う。
 「弥一!この子よ!」
 そう言って机からバッ降りる、そのさまも優雅
 だからなびくスカートに妙にドキドキさせられるっつうの!!
 そして腕を組み仁王立ち。
 その姿は、優雅さというより勇ましさにあふれていた。
 「私が選びに選び抜いた・・・新しいおもちゃ!!!」
 どーん!!と効果音が聞こえるかのごとくビシッ!!と指を指された。
 今なんとおっしゃいまして・・・?
 「はい・・・?」
 俺はただただ、そんな間抜けな声を上げることしかできなかった・・・。
 
 
 たぶん続く・・・
 

ORZ支部 

ORZ

ちなみに現在は募集してない・・・過去の話
昔私が作ったHP見てたらいろいろ出てきたので小説を載せようと思う
完全にRO
そして私のマイキャラ・・・

話のコンセプトは実際にRO内で作ったORZというギルドのなかで
キャラがどんな役回りなのかというのを理解してもらうため・・・?
あれ・・・?そうだっけ・・・?
でもこんなのかいたっけかなぁ・・・と懐かしくなったのでね・・・
2等兵とか少尉とかは役職名でした・・・

まぁここからしたがその問題の小説である(会話形式

ORZ支部

冒険者達の大陸ミッドガルド
エンペリウムのもとに国が成立し
エンペリウムのもとに争いが起こる
国は己の国を守るために多々のギルドをもちいて交戦した
ORZもその戦争のために極秘に作られた1組織である

ORZ支部
LiLi:暇だ・・・ こうも平和だとやる気が起きぬというものだ・・・
Nana:LiLi少尉 今日のお弁当かってきましたよ(*´∀`)b
LiLi:でかしたぞ Nana二等兵!さて今日のお弁当はなにかなぁ・・・
    !?!?
LiLi:Nana二等兵・・・ これは何だ・・・
Nana:鮭がメインの幕の内弁当ですけど(´・ω・`)?
LiLi:それじゃない!これだ!これ!!
Nana:人参・・・ですね・・・
LiLi:人参は死ぬほど嫌いだといったではないかー!!!
Nana:わー すいません すいません 出来心で というかいつもの仕返しだばかやろーヽ(`Д´)ノ
LiLi:この二等兵の分際で・・・ 私のコールドボルトで氷づけにしてくれるわ!!
Nana:きゃー エルダーウィローにも1ダメのCBのくせにー。・゜・(ノд`)・゜・。

このように極秘組織ORZは日々訓練を欠かさない
そして今日もまた次にある戦争のために極秘会議を行うのだった

LiLi:ではこれより極秘会議を行う
パチパチパチ
LiLi:ではさっそくだが・・・
Nana:少尉!質問です!
LiLi:なんだNana二等兵
Nana:なんで私達二人で会議するんですか?

通り抜ける風の音 そこを去り行く落ち葉とゴミ
ここ室内なのに・・・

Nana:そもそもなぜ元帥がおいでになってないのですか(´・ω・`)?
LiLi:それ以上は言うな・・・
Nana:あぁチケ切r
LiLi:言うなー!!それ以上言ってはならんぞ・・・
   なぜ二人で行うかそれは・・・
   極秘会議だからだ!!

もう夕焼けだ・・・
カラスが鳴いてるよ・・・
さぁよい子は帰ろうね

Nana:二人で極秘会議なんてなんかやらしー(*´∀`)
LiLi:うるさいだまれ!!

LiLi:では気を取り直しt
Nana:少尉しっつもーん
LiLi:なんだNana二等兵(怒)
Nana:極秘会議って何するんですか・・・?
LiLi:ばっ!それを今から言おうと!・・・してたんじゃないか・・・
Nana:なんで間があいてから音量が落ちていくんですか
LiLi:うーん ピーン(効果音) あれだ!今週のGvGについてだ
Nana:なるほど!それっぽいですね!
LiLi:では今週のGvGで攻める場所についてだが・・・
Nana:少尉・・・そもそも我がORZには極秘組織であるため
    もといギルドレベルが足らないために国からギルド正式承認されてないんじゃ・・・
    それではエンペを殴ることが出来ませんよ(`・ω・´)
                !?!?!?
LiLi:ぐ・・・そのとおりだ・・・
   なんとしてもギルドとして認めてもらわねば・・・
Nana:ギルドレベルを1上げるためには莫大な経験値が必要となりますよ
    とても二人じゃ・・・
LiLi:やるしかあるまい・・・
   まずは現時点での戦闘能力を把握しておきたい・・・
   Nana二等兵・・・お前の戦闘能力と特徴は?
Nana:レベル55!騎士!DEX23で後はAGI極振り! STR9!
LiLi:レベル54!殴りセジ! STR40 AGI52 INT DEXともに少なめ!!

・・・・

LiLi:そのステータスはなんだ!!Nana二等兵!!
   まったく戦闘で役にたたんではないか!!
Nana:少尉だって私よりレベル低いじゃないですかー!!
    何で上官なんですか!!


LiLi:二人でギルドレベル上げることは不可能だ・・・
Nana:プレイヤーがただでさえレベルあげ挫折気味ですからね・・・
LiLi:そうだ・・・我が組織にはいたんじゃないか・・・?
   98レベルの騎士が・・・
Nana:それはダメです
LiLi:なぜ・・・
Nana:少尉 99もといオーラとなることがどれだけ大変なことか分かりますか・・・?
    ただでさえデスペナ1%が激しく痛くてノイローゼ気味の騎士に
    経験値上納しろなどといえますか?
LiLi:ぐ・・・
   仕方あるまい・・・
   ざつよーう!雑用はいるか!!

雑用:はい!ここに!
LiLi:お前に重大な任務を押し付ける!いや・・言い渡す!
   今からお前の経験値上納を50%に引き上げる!
   無事ギルドレベルを上げることが出来れば
   お前は昇格二等兵としよう!
雑用:はい!がんばります!!

雑用は急いで会議室を出た
がんばれ雑用 頼れるのは君だけだ

Nana:あーあ 押し付けちゃって可哀想に・・・彼騎士に転職したばっかりなのに・・・
LiLi:だってめんどいしぃー
Nana:あー さっきといってることが違うし・・・
    そもそもキャラ変わっちゃってるし
LiLi:しかたあるまい私たちも狩りに出るとするか上納20%ぐらいで
Nana:上納少ないですよ・・・

がんばれ雑用・・・

ぴぴぴぴっ ぴぴぴぴっ
LiLi:む・・?アラームか
Nana:あ いけない 12時なっちゃったあたしチケット切れちゃったわ
LiLi:はぁ!?
Nana:それじゃ少尉あとお願いしますねー(*´∀`)
    でわー(´・ω・)ノシ
LiLi:わ まて!まてNana二等兵!
   ひとりにしないでー
   私ひとりじゃできるわけないよぅ・・・ うぅ・・・(涙)

ばん!開く会議室の扉

りり:はじめましてー 新メンバー スパノビのりりです!
   よろしく!
LiLi:わ あなた私の垢の別キャラじゃない!!
   どうしてこんなところに!
りり:ほぇ? わたしはしりませんよー?
   がんほーのサーバーにはっきんぐしてちょっといじくればこのくらいたやすいですよ
 !?!?Σ(・ω・;|||

LiLi無期限垢停止・・・



そのころ雑用はひとりでやる気を燃やしていた
雑用:ギルドのために!少尉のためにがんばるぞ!!

はたしてそのおもいはとどくのか!!

続くわけない!


今日もまたつまらない1日 7 

 夜
 永遠に続く漆黒の空を、彼女は木々や外灯を足蹴に跳ぶ
 その高速で移動するさまを確認できるとするならばそれはもはや常人ではないのかもしれない
 彼女はこの町で一番高い木の上に到達すると
 そこで足を止め目を閉じる
 風が涼しい・・・
 やや強めになびく風は彼女の制服を揺らす
 そこで一分間の静止
 それは何かを探すように感じるように・・・
 それからゆっくり目を開けると跳んだ
 一直線に進む先には黒いオーラがあふれ出ている
 右手にはその体に似合わぬ大剣を
 彼女美咲は今日も空を駆ける


 美咲が向かう先
 そこに見える黒いオーラはかつて倒した敵の比ではなかった
 しかし彼女が引く事はない
 彼女にとって引くことこそが死に値するから
 たとえこの命が朽ち果てようと彼女は己の目的のために突き進む
 その先に絶望しかないであろうことを知っていても
 
 
 目指した先にあったものは公園
 美咲は公園の外灯に飛び移るとそこで足を止め下を見下ろす
 当然敵からこちらは丸見えだろう
 くるなら・・・こい・・・!
 それは彼女の覚悟の表れ
 そして死を恐れない冷たい心
 先ほどあふれていた黒いオーラは見当たらない
 しかしそれがここにあった感覚は残っている
 どこだ・・・
 周りを見渡す
 そしてそれを見つけた
 「火月・・・?」
 あまりに予想外の展開に驚きを隠せなかったか
 美咲はバランスを崩し外灯から落ちる
 「あ・・・」
 美咲はくるりと宙返りすると膝と右手を突き外灯の根元に着地した
 「美咲・・・?」
 声は前方から
 「何をやっとるんじゃお前は」
 人を小馬鹿にしたような声
 それはひどく聞き覚えのある声で・・・
 美咲の張り詰めた神経を緩ませる
 美咲は安堵の息を漏らした
 「それは・・・私のセリフ・・・」
 立ち上がると美咲は疑り向かい目で目の前にいる火月を睨む
 「何をしてたかと言うとだな・・・」



 いつの間にか美咲は公園のベンチに座らされていた
 周りを見渡すと今日一日の勤めを果たした遊具たちが眠っているかのよう
 そこには静けさだけが残り、それらは外灯と月の明かりで照らされていた
 「黙ってみてろよ」
 そう言うと火月は胸の前で右手のひらと左手のこぶしを打ちつけた
 「むん」
 火月の体から黒いオーラがあふれる
 !?
 美咲はそれを見るとバッと立ち上がり剣を構えた
 「大丈夫だっての・・・く・・・」
 火月はその状態で構えると拳を突き出し右左右のコンビネーションを見せる
 それは美咲の目でようやく確認できるスピード
 それから左右へのフットワーク
 これも高速
 「ふん」
 火月が右手を後ろに引くと右手が黒いオーラであふれる
 「そりゃ!」
 その掛け声と同時に右手を高速で突き出す
 すると手に込められた黒いオーラが膨張するかのようにはじけた
 今のスピードは美咲の目でも追いきれない
 「ふぅ・・・」
 火月の額から汗が流れ落ちる
 これだけの動きではあったが火月から汗が噴出していた
 火月は荒れる呼吸を整えてから美咲のほうを見ると言った
 「今はこれが精一杯」
 その言葉と同時に黒いオーラも引いてゆく
 依然として美咲は険しい表情を崩さなかった
 ただただ恐れたのだ
 火月の中に潜む力の膨大さに・・・
 そしてそれを火月が押さえつけ利用したことに・・・
 「火月・・・あなたいったいどんな・・・」
 「やっほー!!」
 美咲の言葉をぶった切るように元気の良い言葉が飛ぶ
 「い!?」
 何より驚いたのは火月だ
 「あはは きちゃった」
 これ以上にない笑顔で言うから反則だ
 そして後ろに隠した何かを前に突き出す
 それはちょっと大きめの包み
 「はい!お弁当持ってきたわよ!たべよ」
 にっこり微笑んだ


 「なんで・・・」
 美咲は言葉を漏らした
 時間は21時を回るというのに
 なぜ3人はこんな場所でシート広げてお弁当を食べているか・・・
 でっかい3段重ねのランチボックスには手の込んだ料理がいっぱい詰まっている
 「美咲ちゃんもどんどん食べてね」
 この人は・・・いつの間にか私を美咲ちゃんと呼ぶ・・・
 でも悪い気はしない・・・
 「まさか来るとは思いませんでしたよ・・・そりゃ・・・公園で訓練するから本当にやばいときは電話するって言いましたけど・・・」
 なぜ・・・?
 「いいでしょー?私はこんなことしかできないんだから・・・」
 「いや、おいしいし助かりますよ?でもさすがにこんな時間に女の子歩かせるって言うのは・・・」
 「いいのよ、うちはそういうの結構気にしない家庭だし」
 「いや・・・そうじゃなくってですね・・・」
 うーん と頭を悩ませる火月
 そんなときに
 「おいしい・・・」
 自分がそんな一言を漏らしていとことに驚いた
 「おいしい?それ自信作よ!美咲ちゃん!これもったべてこれも!」
 この笑顔にはどうも弱い・・・
 「あぅぅ・・・」
 美咲は顔を真っ赤にした
 「センパイ 美咲困ってる 困ってる」
 でもなんだろう・・・このセンパイと呼ばれる人は・・・すごく・・・安心する・・・
 


 「むぅ」
 3人でお弁当完食
 なんだかんだで美咲は結構食べた
 おかげで残さず食べられたわけなんだが・・・
 「そら!」
 火月は食事後訓練を再開していた
 「ふぅ・・・あんまり長持ちしないな・・・へたすりゃのまれそうになるし・・・もうちょっと抑えないとだめか・・・でもそれじゃ威力がな・・・」
 そんなことを試行錯誤しながら汗をぬぐう
 「あれ・・・?」
 訓練をひと段落終えた火月
 美咲と真由が座るベンチを見て声を漏らした
 「うふふ 寝ちゃったみたい」
 美咲は真由の膝枕で吐息を立てていた
 またも意外な一面を見せ付けられた感じ
 「こいつ人前で寝たりするんだな・・・」
 「よっぽど疲れてたんじゃないかしら」
 そう言って真由は美咲の頭をなでた
 おそらく毎日美咲は毎晩このように夜敵の探索をしてるのだろう・・・
 「無茶してますからね・・・こんな小さい体で」
 「そうみたいね・・・」
 真由はそう言ってもう一度美咲の頭をなでる
 「ん・・・ お姉・・・ちゃん・・・」
 その眠る美咲から漏れた言葉を聞き
 火月は思わず「あ・・・」っと声を上げていた
 「すみません今日は・・・わざわざこんな夜中に弁当まで作ってきてもらって・・・」
 「ううん、いいのしたくてやったことだし・・・それに・・・」
 真由は膝の上で眠る美咲の顔を見た
 「妹ができたみたいでうれしかったもの」
 そういって微笑んだ
 
 人々が眠りにつくころ
 美咲は目を覚まし
 「あぅぅ・・・」などと声を上げ顔を真っ赤にしていたが
 センパイは嫌な顔ひとつせずにっこり笑っていた
 俺はそれが本当の姉妹にも見え
 微笑ましく
 そしてすこし羨ましかった・・・






 キャラの性格が原形をとどめてないような気がしてきました・・・
 まぁ・・・いいか・・・
 
 
  
 
 
 

 
 
 

永遠の試験放送第二回RaRaDio 

 昨日ネトラジやりました・・・
 もうどうやら限界のようだ・・・
 放送時間は約20分だった
 前回よりも時間は延びたな・・・
 まぁプロの行うラジオも4分ぐらいはCMだって
 はっはっは

 コーナーは今回二つ
 ○RaRaDioの主張
 まぁオーソドックスないろいろ読み上げるコーナー
 たのしいこと
 悲しいこと
 お前に言いたいあんな一言
 ありゃいかんだろ・・・
 そんなことをよみあげる平凡なコーナー
 ○リスナーに愛を(仮)
 ぶっちゃけいらないコーナーだと思う
 くだらない文章の朗読である
 恥ずかしくて内容はこんなところにはかけない
 まぁいわせたい言葉があればよろしく・・・
 
 そんで最後にハレユカの替え歌を歌って終わった・・・
 ほんまに終わった・・・
 RaRaDio最終回

 とりあえずこれからは時間を決めてやろうと思う
 毎週金曜日24時より放送
 これでどうだろう
 まぁ宣言したものの・・・
 そんな暇じゃないはず・・・
 できるのか・・・できるのか俺・・・
 馬鹿番組聴くほうも覚悟が要るので注意が必要だ!!

 お便りの募集要項は前回と同じ!
 メールアドレスは
 mikebuchi1005@yahoo.co.jp
 そこのメールフォームでもおっけぃ
 前回の募集に加えて
 ○カエウタ!!
 私の知ってる曲であれば歌います
 できれば一番のみで
 知らない曲でも何とかなりそうなら歌います
 あー こんなこといっていいのかな・・・
 歌手名 歌名 歌詞 書いてくれれば・・・
 いけるはず・・・
 あたしじゃ
 相当アイデアが乏しいようだ・・・ 
 てなわけでコーナーのアイデアあればどんどん募集したい

 本当は昨日の放送は録音するつもりであった
 しかし録音ボタン押し忘れた・・・il||li _| ̄|○ il||li

 RaRaDio

今日もまたつまらない1日 6 

 5月8日

 ゴールデンウィークが明けた朝
 こんなにも学校に行くのがつらい日があっただろうか
 体はまだだるい・・・
 それ以上に・・・
 重症だな・・・
 火月は後頭部をかいた
 
 朝だというのにぎらぎらと光る太陽
 その中で草や木たちは水玉のコーティング
 そういえば昨日は雨だったな・・・
 そんなことを考えながら火月は重い足取りで学校に向かって歩く
 今日も暑くなりそうだ・・・

 「よ!火月!朝から野良犬にでも追いかけられたか?暗いぜ?」
 背中をバンと叩き声をかけてきたのは
 いつだろうが無駄にテンションが高い猛だ
 朝一番から会いたくないやつに会ってしまった・・・
 ひどく気だるい今日の体調にこいつの馬鹿みたいなテンションは毒だ
 「朝から元気だな猛・・・俺にはお前がまぶしすぎるぞ・・・」
 「お?やっぱりそうか?俺って輝いてるからなぁ!!」
 猛はあっはっはと笑う
 ああ 輝いてるぞ いろんな意味でな
 結局無駄に高いテンションの猛の話を学校までの20分聞かされ続けた
 勘弁してほしい・・・

 教室に入るとすでに先日激戦を繰り広げた美咲は席についていた
 こいつにはいろいろと聞かないといけないことがあるからな・・・
 なんせあの後俺はすぐにぶっ倒れちまったみたいだし・・・
 こいつが俺を背負って家まで連れてきたのか・・・?
 そんなことを思いながら美咲を見ていると
 ふと目が合う
 ひらひらと手を振ると美咲は目をそむけた
 まぁそのことはいつでも聞く機会はあるだろう
 俺にはそれ以上に解決しなければならない問題があるのだから・・・
 
 さてどうするべきか・・・
 授業中ずっと俺は考え事をしていた
 それは・・・センパイについてだ
 ついカッとなってしまった
 あの時は本当に頭が真っ白になったんだ
 ぶつ前もぶった後も
 とにかく会えれば・・・
 会ってどうするんだ・・・
 謝るのか・・・?
 あれは俺が悪かったのか・・・?
 軽率であったのは間違いないが・・・
 それにいきなりぶったのも・・・
 うーん・・・
 とにかくセンパイに謝ろう・・・
 それが一番いい・・・
 許してもらえるかは分からない
 話を聞いてもらえるかも分からない
 ただ・・・このまま何もしないままその出会いをなかったものにはしたくない・・・

 休み時間何度か2年生の教室に足を運ぼうと教室を出たものの
 すぐ引き返してきてしまう
 意外に度胸がない・・・
 俺ってこんなもんだったのかなっとため息をついた
 しかしセンパイに会うためには・・・避けて通れないんだろうなぁ・・・
 何より心の準備がな・・・
 とりあえず放課後まで・・・いや明日までに・・・
 そんなことを考えながら自分の席に着く
 何より自分の度胸のなさに落胆した

 放課後
 なんだかんだ授業中に悩んでいたものの
 結局考えがまとまらずセンパイの教室に行く決心も作れなかった
 情けない・・・
 とりあえず今日は何も起こらないうちにさっさと帰って寝よう・・・
 などと考えながら下駄箱を開ける
 「あ・・・」
 思わず声が出た
 目に入ったのはひとつの封筒
 しかもかなり見覚えのある封筒だ
 センパイ・・・?
 そう思うと急に思考が高速回転
 その封筒を取るとダッシュして階段を駆け上った
 
 扉を開ける
 ここは屋上
 普段は生徒立ち入り禁止となっていてほとんどここにくるものはいない
 前回よりは学習したようで
 ここならゆっくりと内容を確認できる
 封を開けようとしたところ
 自分以外にも人がいることに気がつく
 あれ・・・?
 思わず封筒をポケットにしまいこむ
 あれは・・・
 赤津だ・・・
 屋上から街の様子を見てるのか
 ずっと先を見据えたまま・・・
 こちらには気づいてないのか・・・
 「赤津・・・」
 後ろから声をかける
 美咲は先を見据えたまま答えた
 「美咲でいい・・・」
 どうやら気がついていたようだ・・・
 「あー・・・なら俺は火月でいいぞ美咲」
 そのとき初めて美咲は振り返ってこちらを見た
 「火月・・・」
 「ああ 火月だぞ 美咲」
 「火月・・・」
 「なんだ?」
 「意味はない・・・」
 やっぱりこいつは良く分からん・・・
 「あー 一応お前に聞いておきたい事がいっぱいあるんだが」
 「何・・・?」
 こいつは俺に何を聞かれるかどうかまったく予測できないとでも言うのだろうか
 とはいえ何から聞いたらいいか・・・
 「よっ」
 その掛け声で美咲の隣に移動すると同じように空を見る
 美咲はその様子をじーっと見ていた
 「んー そうだな・・・まず聞かなくちゃいけないのは・・・」
 「何・・・?」
 「俺とお前についてだな」
 美咲は目をぱちぱちする
 「お前は・・・何者だ・・・?」
 そう言って火月は美咲を見る
 美咲も同じようにこちらを見ていた
 見つめあうのはちょっと照れくさいのだが・・・
 ここで目をそらしたらなんか負けた気がする
 絶対にそらさん
 ・・・
 先に目をそらしたのは美咲だ
 勝った・・・
 「私は・・・ここではない世界から来た存在・・・」
 変わらず美咲を見続ける火月
 美咲はふとこちらを向いた
 「・・・信じるの?」
 火月は頬をかいた
 「まぁいまさらな・・・」
 あれだけのことが目の前で起こったのだから・・・
 いまさら何を疑えというのだ・・・
 「俺にとっちゃお前が言うことがすべてだ・・・でたらめ言ったって信じるぞ」 
 美咲はしばらくこっちを見た後ふと前方に広がる空を見る
 「私の住む世界で・・・大きな戦争があった・・・全世界を巻き込んだ・・・大きな戦争・・・」
 美咲は空を見上げていたが下を向く
 「私たちの世界には・・・大きく分けて・・・2つの人類が存在する・・・光と・・・闇・・・私が光・・・そして・・・あなたの中にいるのが闇・・・」
 それを聞いて火月は顔をしかめた
 「俺のなかにいるのはお前の世界の闇・・・」
 「そう・・・私たちの世界で起きた戦争・・・それが光と闇の戦争・・・勝ったのは光・・・負けた闇は・・・異世界に逃げ込んだ・・・」
 「それがここか・・・」
 美咲はこくりとうなづいた
 「何人かの光の使者が・・・この世界に来た・・闇の駆除を行っている・・・」
 「お前もその一人か・・・」
 美咲は先ほどと同じようにこくりとうなづくとやや険しい顔をする
 「私が・・・この世界に来ることを志願したのは・・・姉の仇を討つため・・・」
 「仇・・・?」
 「私の姉は・・・光の中で1番の力を持っていた・・・すごくやさしくて・・・私の・・・自慢の姉・・・で・・・私たちを・・・守るた・・・めに・・・命・・・を・・・おとし・・・て・・・それ・・・で・・・」
 声が震える
 「いい・・・もういい・・・それ以上はいい・・・」
 火月はその小柄な少女の頭をなでた
 ドンっと美咲は火月の胸に体を預ける
 「う・・・ぅ・・・」
 火月はただ美咲の頭をなでることしかできなかった
 この小さな少女にどれだけの過去があるのか・・・
 それは今の自分には分からない・・・
 火月が空を見上げると空はやや赤みがさし夜の訪れを伝えていた

 数分して美咲も落ち着き
 「ごめん・・・」
 ただそう言い屋上を走って出た
 美咲の意外にも弱い部分を見せ付けられ火月は少し困惑したものの
 すぐに自分がここに来た理由を思い出す
 火月はポケットから封筒を取り出すと開く
 「ええと・・・19時・・・体育館裏・・・?」
 ただ19時体育館裏と記載されただけのお粗末な便箋
 右下には見たことのあるうさぎの様な生物がかかれているのを見るとセンパイである事は間違いなさそうだ
 にしてもまた19時とは・・・
 前回ほど時間があるわけでもないし寝てる余裕はなさそうだ
 寝たら間違いなく遅刻するな・・・
 俺が散々踏み出せなかった一歩をセンパイが踏み出してくれた
 センパイには本当に感謝しなくちゃな・・・
 火月は屋上を後にした


 時間はすでに19時を回っている
 火月はあたりを見渡した
 前回の遅刻もあったので今回は30分も早く来たわけだが・・・
 センパイはまだ現れない
 あの時遅刻してきたし・・・これでお相子だな・・・
 そんなことを思いながらそこでただ一人待ち続けた
 19時30分・・・
 まだセンパイは現れない・・・
 ただ外灯に照らされ火月はただそこに立ち続ける
 さて・・・どうしたものか・・・
 もしかしてからかわれたのか・・・
 そろそろそんな不安もふつふつ
 45分・・・50分・・・55分・・・
 あきらめて帰ろうとしたときだ
 「あ・・・」
 壁から少し顔を出しちらりとこちらを見ていたのはセンパイだ
 目が合う
 ・・・
 「センパ・・・」
 その言葉を言い終わる前にセンパイはこちらに背を向け駆け出していた
 「センパイ!!」
 それを追いかける
 「センパイ!!!まって!!」
 くそ・・・速い・・・俺より走るの速いだろ・・・!
 ならここは・・・
 少し力を使うだけなら!!
 「く・・・」
 体が痛むそれと同時に
 急に火月のスピードが増した
 「センパイ!!」
 センパイの肩をつかむ
 「いや!!」
 それを振りほどこうとする真由
 「センパイ!落ち着いて!!」
 ドン!
 「あ・・・」
 二人で転んだ
 それも・・・仰向けに倒れるセンパイにかぶさる形で・・・
 それでものしかからないように両手で何とか体を固定する
 この状態は・・・かなりやばいんじゃ・・・
 いや・・・落ち着け・・・落ち着け・・・
 「センパイ・・・」
 真由は顔を赤くして目をあわせようとしない
 「1時間も遅刻ですよ」
 そう言って火月は微笑んだ
 真由はその言葉を聞いてこちらに目を合わせると大粒の涙を流した
 それをすぐ両手で顔を覆うように隠す
 「私・・・私怖くて・・・どんな顔で火月君に会えばいいのか分からなくて・・・」
 「センパイ・・・」


 火月は真由をベンチに座らせるとすぐそばにある自販機であったかい缶コーヒーを2本買う
 「甘いので良かったですか?」
 「うん・・・ありがと・・・」
 真由は缶コーヒーを受け取ると口を開けてふーふーと息をかける
 火月はその隣に腰を下ろした
 「私・・・怖かった・・・火月君とはもう二度と話せないと思って・・・今だって本当にどうやって会っていいかわからなくて・・・あって私が何を言えるのかわからなくて・・・それでもどうしても謝りたくて・・・」
 俺と同じだ・・・
 センパイも同じように悩んでいた・・・
 「俺もです・・・本当は俺のほうからセンパイにあいに行くつもりだったんです・・・でもどうしてもそれが出来なくて・・・センパイに謝らなくちゃと思って・・・」
 「どうして・・・どうして火月君が謝る必要があるの・・・悪いのは・・・すべて私で・・・」
 真由は下を向いた
 「そういう考えはあまりよくないですよ・・・自分ばかり悪いなんて考えないでください・・・」
 「でも・・・」
 「センパイ・・・俺・・・センパイにすべて話そうと思うんです・・・だけどあまりにも現実とは離れた話しだし・・・もしかしたら・・・今以上にセンパイを巻き込んでしまうかもしれない・・・それでも・・・聞いてもらえますか・・・?」
 真由はこくりとうなずいた
 「うん・・・」
 その一言にどれだけの覚悟を・・・
 センパイの目は真剣だった
 それに俺も答えなければならないだろう
 火月は上を向いた
 「何からはすべきか・・・」
 火月は今まであった事を話した
 美咲に殺されそうになったこと
 知らぬ間に何かが自分のなかにいたこと
 それが自分では抑えられないこと
 初めて敵と戦ったときのこと
 とにかく聞いてほしかったんだと思う・・・
 自分の不安を・・・
 「ごめんね・・・私・・・無神経にあんなことを・・・」
 「俺も・・・いきなり殴ってすみませんでした・・・」
 ・・・
 ・・・
 沈黙が流れる・・・
 その沈黙を切ったのは真由だ
 「あの時・・・火月君が走っていく後姿を見て・・・すごく怖くなったの・・・もう2度と会えないような気がして・・・くるなって言われたけど・・・それでもずっと探してたの・・・」
 2度と会えないような・・・か・・・
 確かに・・・あそこでセンパイが来なければ・・・おそらく俺はこのよにいなかった・・・
 「今までも心の闇に取り込まれそうになったときセンパイの声に助けられた・・・俺センパイの声を聞くとがんばれる気がするんだ・・・だからすべて話した・・・もしそれでセンパイに危害が及ぶようなことになったら・・・」
 火月は立ち上がって真由を見た
 「俺が先輩を守るよ・・・必ず・・・」
 センパイが笑った・・・
 そう・・・センパイに泣いた顔は似合わない
 いつも笑っていてほしいそう思うんだ・・・
 「火月君」
 そう言って真由は手を伸ばす
 「私もあなたに何か合ったら必ず守るわ」
 火月は照れくさそうに笑うと
 その差し出された手を握った
 その二人を月は祝福するように照らし続ける
 外れていた歯車はがまた噛み合うように
 二人の時間はこのとき動き始めた
 



 あー
 まぁどんどん文が雑になっていくような気がするけど・・・
 その辺勘弁して・・・
 もういろいろと・・・あたしゃ限界よ・・・
 まぁ次も書くんだけどね はっはっは
 
 

  
 
 
 

 

この際何でもいいや・・・ 

今日もまた意味の分からないものを・・・

「死ぬときは・・・一緒・・・」
「いやぁ・・・まだ死にたくないなぁ・・・」
「・・・」
「・・・」
「フラレタ・・・」
「告白だったの!!?」
「ぐすん・・・」
「ぐすん言わない」
「しくしく」
「同じだって!」
「死んで・・・」
「それはもろ誤解を招く」
「大丈夫まだずっと先の話・・・」
「でも一緒に死ぬってそういう状況ってほとんどないよね」
「・・・」
「やっぱり片方が先に死んじゃうものでしょ?普通は」
「そのときは・・・あれ・・・お前を殺して私も死ぬ・・・?」
「いや意味わかんないし・・・」

本当にわけ分かりません
すみませんでした
il||li _| ̄|○ il||li

エロ小説でもどうぞ 

会話だけの小説ってやつを試してみようと思ったが
私の脳みそじゃこんなもんしか浮かばなかった・・・


「私の体売るよ」


「はぁ!?」
「だから私の体売るって、何なら見る?」
「ば、ばかか!こら脱ごうとするな!!お前には羞恥心と言うものがないのか!!そもそも人間には値段なんか付けられるものじゃなくってだな・・」
「安いよ?」
「そうじゃねぇ!!」
「じゃぁ買わないの?」

「・・・かわねぇよ!!」
「5秒ほど悩んだわね」
「ちが・・・悩んでねぇ!!」
「本当に買わないの・・・?」
「かわねぇって!!」
「じゃぁほかの人に売っちゃうよ?」
「あ・・・う・・・」
「言い値で売れると思わない?私割とスタイルいいし」
「ばかいってるんじゃねぇ!!とにかくだめったらだめだ!!」
「じゃぁ買ってくれる?」
「・・・だからそういう考え方をするのをやめろよ・・・もうちょっと自分を大切にするって言うかさ・・・ああもぅ・・・売るとか言うんじゃねぇよ・・・」
「ふふ・・・分かってますって、だって全部冗談だもん」
「む・・・」
「どれだけ私のこと大切に思ってるか確かめたかったの」
「っこの・・・性格悪いよなお前って・・・」
「うふふ ありがと」
「あー・・・俺が買うって言ってたらどうしてたんじゃ・・・おまえは・・・」
「え?だって言うはずないじゃない?」

「ばかやろぅ!!ほかの男にかわれっちまえ!」
「あ・・・そんなこと言うと本当に売ってくるわよ?」
「・・・あー もう!! とにかくだ・・・」


後はご想像にお任せ!!(ぁ



まぁ・・・何って言うの・・・?
小説のスキルアップしたいよね・・・

今日もまたつまらない1日 5 

 最近この話を書くにあたって大きな問題がおき始めている
 行き当たりばったりでかくはずのこの記事の先を
 ついつい考えてしまうのである
 まぁ手前をちょこっと考えるのはよしとして
 ずいぶんと先まで考えてしまう
 これは私がよく失敗する手で
 たとえば勉強だって今日やったことの復習とかだと手がつくけど
 テスト勉強みたいな広大な範囲になるととたんに手が出なくなる
 これですよ
 私は小説を思いっきり先まで考えて話にしようとするから挫折する
 と・・・これを書き始めてから思った
 先を考え始めたら気分を変えて別のことを考えるようにしてます
 おかげさまで今から何を書くかは正直私にも未知数
 まぁ今日も行き当たりばったりで行きましょうか!!

 ちなみに美咲の服は相変わらず制服である
 それを前回書き加えるのを忘れてしまった・・・


 走る・・・
 美咲の向かう方向へ
 あの紫色のオーラは徐々に増大してるようにも見える
 それが近いのか遠いのかもわからない
 火月はただ前を飛ぶ美咲を追いかけた

 そのとき火月は自分の身体の異変に気づく
 おかしい・・・
 赤津美咲は街灯や木を高速で飛ぶように移動してると言うのに
 道を走るだけの俺がまったく彼女に引き離されない
 それに・・・走って全く息が切れない
 まるで走ることが歩くことと同じような・・・そんな感覚
 これはおそらく自分という存在があの忌まわしい存在に変わる寸前の前兆なのではないだろうか
 そうなるとやばい
 気を強く持たないと持っていかれる
 だが・・・この状況での身体能力の向上は好都合だ
 
 それから間もなく視界から美咲の姿が消えた
 「下に降りた!近いぞ」
 彼女が降りた先
 そこは人通りのない公園だった
 幼児用の遊具が置いてある公園ではなく
 整備された広場のような公園
 周りは植木やコンクリートのオブジェなどで
 きれいな作りになっている
 駅からはそう離れてはいない
 1キロ弱ぐらいだろうか
 火月は10m程先に一人立ち尽くす美咲に声をかける
 「赤津・・・」
 火月が一歩足を踏み出すと
 こちらを振り向かずにただ先を見たまま美咲は言った
 「それ以上・・・こちらに来てはいけない・・・」
 そう言われて火月の足が止まる
 「それ以上こちらに来ると・・・こちら側の世界に来ることになる・・・」
 「何を言って・・・」
 火月はそう言いながらさらに1歩2歩と踏み出していた
 すると一瞬にして空気が変わる
 まるで自分の体ごとあの紫のオーラに取り込まれたように
 この空間だけ別の世界であるかのように
 「だから・・・言ったのに・・・」
 確かここは公園だったはずだ・・・
 いや今も公園であることは確かだ
 だが火月がいる場所は公園とは違う
 視界が紫に包まれたいような空間
 「どういうことだ・・・」
 思わず声を上げて火月は周りを見回す
 すると美咲が見つめるその先にこの世のものとは思えないものがあることに気がつく
 「何だあれは・・・」
 この世のものとは思われない黒い光沢を放つものは
 2本足で立つ人型でありその身長は2m程度か
 だが明らかに人ではない・・・
 腕も足も黒いごつごつとした皮膚で覆われ
 その一つ一つがうごめいているようにも見える
 腕の先には人の2倍はありそうな手があり
 その指の一つ一つにまがまがしく鋭い爪のようなものが生えている
 目は赤く光り 口からは大きな牙を生やし 耳は人のものとは違い先が細長くとがっている
 頭はオレンジ色の髪が思いっきり逆立ち
 その形相はまるで鬼だ
 「赤津・・・あれは何だ・・・」
 火月は表情をこわばらせ美咲に問うた
 「あれは・・・人・・・」
 一瞬どきりとして美咲を見る
 「馬鹿を言うな・・・あれは・・・」
 「人には見えない・・・そう・・・あれはもはや人ではない・・・」
 それを聞いた瞬間
 心が反転する感覚を覚える
 「く・・・」
 火月は膝をついた
 まずい・・・ここにきて強くなってきやがった
 くそ・・・代わるわけには・・・
 火月が膝をつきそんなことを考えた瞬間だった
 !?
 美咲が火月のほうに向かって飛ぶ
 ガキーン
 そんな音を立て美咲は火月に攻撃しようとした化物の右手を剣で受け止めていた
 飛びのく化物
 たった一瞬でここまで・・・
 化物との距離は20mほどあったはずだ・・・
 「気を抜いたら・・・殺される・・・」
 美咲は化物を見据えたまま後ろで膝をつく火月に言った
 「この敵を相手に・・・私はあなたを守る自信がない・・・せめて・・・自分の身は自分で守って」
 そう言うと美咲は前方の敵に向かって飛ぶ
 そのスピードは先ほどの化物の速さにも匹敵する
 くそ・・・情けない・・・ただ足手まといなんて・・・
 自分なら何か出来るんじゃないかと・・・
 そんな考えは甘かった・・・
 これじゃ普通の人間より役に立たないじゃないか・・・
 ・・・
 はは・・・普通の人間か・・・
 そう考えてしまう時点で・・・俺はもう普通じゃないな・・・
 前方で金属と金属がぶつかる音が響く
 美咲の剣に対して化物は素手
 その化物の体が鋼鉄並みの硬さであることがわかる
 それに美咲の剣は両手で何とか扱える美咲の体にはでかすぎる剣だ
 対して化物は右手と左手のコンビネーションで応戦している
 美咲は攻撃を受けるだけで精一杯だ
 「く・・・」
 美咲は声を漏らすと後ろに飛びのきそのまま宙返りして
 その前方の敵に向かって札のようなものを投げる
 それが敵に触れると札は炎を上げて燃えた
 化物の叫び声があがる
 効いている
 しかしそのように見えたのが油断を招いた
 煙の中から突進してくる化物に気づかなかったのだ 
 !?
 気づいた美咲が飛びのこうとしたがもう遅い
 化物のでかい手に首をわしづかみにされる
 その一瞬の美咲の絶望を
 火月は見た
 やめろ・・・
 「やめろー!!!」
 一瞬のことだ
 火月体が反応したときにはすでに敵の懐にもぐりこんでいた
 そして黒いオーラをまとった左手で美咲をつかむ腕を殴り
 さらに間髪入れずに右手のこぶしで敵の腹を殴った
 化物は美咲を放すと大きく後ろに吹っ飛ぶ
 しりもちをついた美咲は火月の見上げその表情に恐怖心を抱いた
 殺意の沸いた表情
 それは化物が放つ紫のオーラとは比較にならない
 「や・・・」
 そう美咲が言葉を漏らすと火月は右手で頭を抱えてぶんぶんと頭を振った
 「く・・・大丈夫だ・・・」
 体から汗が噴出す
 今のはやばかった・・・完全に持っていかれたかと思った・・・
 おそらく俺自身も・・・あの化物と同じだ・・・
 完全に意識を乗っ取られれば・・・
 あのようになる可能性だってある・・・
 噴出す汗をぬぐう
 それだけはさけなければ・・・
 俺は・・・あんなふうにはなりたくない・・・
 あんなふうに・・・
 そう考えたとき火月はハッとして化物を見る
 「赤津・・・」
 火月は起き上がろうとする化物を見据えたまま言った
 「あの人を助けることは出来ないのか・・・?」
 美咲は目を丸くしいつもと変わらない口調で言った
 「できなくはない・・・」
 出来るのなら・・・それは俺にとっても希望だ・・・
 「できるんだな・・・」
 火月のその言葉にも力がこもる
 「敵が弱っているなら・・・私の浄化魔法が使える・・・でも・・・」
 そこまで言って美咲は言葉を濁す
 「でも・・・?」
 火月は聞き返した
 「最低でも・・・2分時間が必要・・・」
 2分・・・
 いけるか・・・
 いや・・・いける・・・
 たかが2分・・・
 「やれる・・・その間俺が敵を食い止めればいいんだろ」
 美咲はこくりとうなづくと立ち上がり剣を自分の前につきたて生まれて今までに聞いたことのないような言葉をつむぎ始める
 それがおそらく魔法の詠唱
 その魔法の詠唱を聞いてか化物は美咲に向かって飛ぶ
 「2分!!必ず食い止める!!」
 火月はそう言うと
 美咲を守るように化物の前に立ちふさがった
 化物は二つの腕で火月をなぎ払うように攻撃する
 それを火月は両手で受け
 さらにそのまま敵の腹に蹴りを入れた
 化物は後ろに吹っ飛び倒れる
 そのまま追い討ちをかけようと踏み込みを付けた火月だったがそこで踏みとどまる
 これ以上攻撃的になるな・・・
 自分を抑えることに集中するんだ・・・
 この敵ならそれでも十分対応できる
 「出来ることなら立つなよ・・・」
 そんな火月のつぶやきもむなしく
 敵は起き上がると火月に向けて突進する
 「くそ・・・」
 敵の右こぶしが火月の顔面を狙う
 それを火月は左手で受け
 同じく顔を狙ってくる左手も右手で受ける
 そして敵のこぶしをつぶすかのように両手に力を込める
 「このまま時間を稼ぐ」
 さらに両手に力を込めたそのときだ
 あ・・・え・・・?
 急に視界が真っ白な光で覆われる
 な・・・!?
 違う・・・意識を失いかけてる・・・
 初めて自分の意識で行う戦闘
 さらに長時間にわたって自分の中に入る存在を押さえつけたこと
 すでに己の精神が限界に来ていたことを火月は気づかなかったのだ
 最後の力を振り絞って叫ぶ
 「赤津!!!早く!!!もうもたないぞ!!!」
 「あと・・・30秒・・・」
 美咲のいつもと変わらぬ口調の中に焦りが見え始める
 火月は急に敵を押し出すと
 にぃっと笑みを浮かべ右手を振り上げた
 そのとき美咲は気がついた
 その恐ろしい笑み
 その振り上げた右手が
 敵ではなくこちらに向けられていることに
 美咲は体を縮め詠唱したままギュッと目を瞑る
 く・・・
 そっちじゃ・・・
 「ねぇ!!!!」
 火月は叫び振り上げた右手の平で敵の腹を打った
 それを見て美咲は倒れこむ敵に向けて跳んだ
 そして敵の体に光を帯びた剣をつき刺す
 「浄化」
 美咲が叫ぶと剣は光を解き放つかのように輝く
 すると化物の黒い皮膚が崩れ落ちていく
 やった・・・
 すべての皮膚が崩れ落ちたとき
 そこにいたのは20代ほどのスーツを着た男性だった
 「大丈夫・・・生きてる・・・」
 美咲から安堵の息が漏れる
 だが・・・
 「く・・・が・・・」
 火月は膝をつき体を抱え込む
 体から何かが噴出すような感覚
 !?
 美咲が駆けつけるのがわかる
 「俺はいいから・・・その人の治療・・・を・・・」
 「でも・・・」
 「これは俺の問題だ・・ろ・・・お前が何とかできる問題じゃない・・・違うか・・・?」
 そのとき美咲がどのような表情をしていた火月にはわからない
 もはや視界は白一面に覆われ意識も・・・
 美咲はスーツの男性の胸に手を当てる
 すると手が輝きだした
 スーツの男性の命はひどく弱っている
 このまま放っておけばいずれ意識が戻らず死ぬだろう
 美咲の回復魔法ならそれを回避できる
 美咲の手の光がいっそう強くなり
 美咲の額から汗が一筋こぼれる
 その暖かい光とは裏腹に
 火月の体からは徐々に黒いオーラがもれ始める
 本格的にやばいな・・・こいつは・・・
 歯をかみ締める
 もはや力なんて残っていない・・・
 このまま俺も化物のようになるのか・・・
 このまま化物になったら美咲はどうなるか・・・
 火月の頭の中にはもう絶望であふれ・・・化物になってからのことばかり考えた
 「火月君・・・?」
 その声に火月はハッと意識が戻る
 視界も徐々に徐々に回復していく
 「センパイ・・・?」
 真由は公園の入り口に立っていた
 美咲もそれに気づきハッとして男性の胸においていた手を離しバッ立ち上がり警戒する
 「今のは・・・何?」
 先輩が走ってこっちに近づいてくる
 「すごい!!今手光ってた!!」
 真由のその言葉に美咲は見られた・・・と下を向く
 「確かあなたは赤津さんよね!今のは魔法?そうでしょ!あなたには何かあると思ってたんだ」
 にっこりしながら話す真由は止まらない
 それを止めるように火月は立ち上がり
 先輩の両肩をつかむ
 「センパイ」
 そんな火月の言葉もお構いなし
 真由の言葉は続く
 「火月君も人が悪いなぁ 言ってくれれば良かったのに・・・やっぱり隠しておかないといけなかったの?」
 「センパイ!」
 肩を持つ手に力を込める
 「そうするとやっぱり火月君も何か力があるの?」
 その言葉にどきりとして火月はバッと手を離す
 「やっぱりあるんだ」
 ニッと真由は笑う
 「いいなぁ私もそういう力あればなぁ ねぇ どうやったらそういう力が手に入るの? 火月君はどうやってその力を手に入れたの?」
 !?

 パシーン!!
 心よりも先に体が反応した
 その音を聞いてか美咲もハッと顔を上げる
 俺は・・・センパイの頬をたたいていた
 センパイはたたかれた頬を抑えると
 これ以上にないくらい悲しそうな顔をこちらに向け
 背を向けて走りその場から消えた

 やっちまった・・・
 センパイと出会ってたったの二日・・・
 今日はすごく楽しくて・・・
 センパイにはすごく引き込まれたんだ・・・
 そんな関係がこれからも続くのかなと思うとうれしかった・・・
 それを今・・・この手で終わらせてしまった・・・
 時間がたつにつれて後悔が募っていく
 たぶん・・・あのときのセンパイの顔を・・・俺は忘れることは出来ないだろう・・・



 なんとか書ききったが・・・
 やっぱり戦闘シーンは難しい・・・
 緊張感もスピード感も伝わらない記述でちまちま書いてしまった・・・
 まぁそれでも続きが読みたいと思ってくれれば幸いである
  
 ちなみに飛ぶと跳ぶを使ってます
 最初は飛び跳ねる距離も結構なので
 飛ぶでいいかなと思ったんだけど・・・
 やっぱり頭の中では跳ねてるんだよね・・・
 だから最後に跳ぶを使った・・・
 間違いの訂正じゃないよ!!(ぁ
 意識して使い分けたんだぃ!!
 ってことにしておこう・・・
 
 

 
  
 

永遠の試験放送第一回RaRaDio 

 まぁ身内の中だけでRaRaDio第一回目の放送をしました
 30分のお時間をいただいたわけですが・・・
 せいぜい続いて15分だな・・・
 まぁ付き合ってくれた方感謝感謝
 まぁそれなりに受けがよかったので・・・
 今度はちゃんと時間決めてやりたいですね

 今回のRaRaDioで募集した内容
 ○RaRaDio主張
  恥ずかしい告白でも
  腐りきった世界への不満でも
  私に寄せる質問でも
  なんでもO.K 主張じゃなくてもO.K

 ○RaRaDioの主題歌(爆
  だって・・・歌は著作権が・・・il||li _| ̄|○ il||li
  だったら作ればいいんじゃない!!
  といいつつ歌う気もさらさらないので
  あまり切実ではありません ノリです
  ふふ・・・
  冗談だから気にするな・・・
  といいつつ歌がだめなら詩だけでもいいぞ!!
  曲は私が作ろう!!(ぁ
  作曲なんてしたことねぇ!!!
 
 ○コーナー募集
  朗読コーナーとか・・・?
  ふふ・・・作ってくれたお話をそれっぽく読むぜ!
  まぁオリジナリティあふれた
  あふれてなくてもいいからコーナー募集!
 
 ○愛キャッチ募集
  「RaRaDioに愛を・・・」
  それっぽくしゃべります
  何でも言ってやってくれぃ

 ○かっこいいお別れの挨拶!!
  See Youもまったねー!も照れくさい
  もういっそぶっ飛んだほうがよさそうだ
  「次回も・・・あなたと同じ時を過ごしたい・・・今日はこれで・・・また会おう・・・」
  自分であほだと思った件
  でもこういうセリフをいうのが楽しくってな( ゚∀゚)=3

 ○ふつおた!
  こんなこと会ったよー!!
  まぁぶっちゃけ主張のお手紙とかわらねぇな・・・

 まぁこんな感じで募集してますよ
 
 楽しく!そして次回は1分でも長くラジオが出来ることに期待したいものですな!!!
 
 注意事項とかがなくなる点を考えても短くなりそう・・・

 お手紙はこのブログのメールフォームでもおっけぃ
 ちなみにお手紙用アドレスはmikebuchi1005@yahoo.co.jpです
 よろしゅう

今日もまたつまらない1日 4 

 前回の記事に書き足すことを忘れていたことがある・・・
 まぁ何気に体育館裏に呼び出したり
 月の出た夜中に戦闘したりとまぁいろんなことがあったわけだが
 5月2日は・・・確か設定では雨に・・・
 あっはっは!!!
 たぶん授業中にからっとあがったんだろう!!
 んむ そういうことで!
 まぁせっかくミスしたんならこの設定をうまく使わないと
 ミスじゃねー!!!

 今回はデートイベントと言うことなのだが・・・
 まったく考えてない!!


 5月3日

 昨日の朝とは正反対にからっと晴れた今日の朝
 「暑い・・・」
 火月はたまらなくなってつぶやいた
 まだ午前中だというのにこの暑さは・・・
 「夏か・・・?」
 上を見ると雲ひとつない青空が一面に広がりゴールデンウィークとしては最高の天気だろう
 しかしなぜここには日よけになるような場所がひとつもない・・・
 駅前はいろいろな人でごった返していた
 長袖できていた自分はその人ごみの中に見受けられる半そでがただただ羨ましかった
 駅の中に入って待っていればよかったのだろうが火月は律儀にも言われた通り駅の前で待っていた
 ・・・
 しばし待つと自分勝手なセンパイが手を振って登場した
 長袖の白い薄地の服に薄い水色のミニスカートの真由
 早くも夏を思わせるさわやかなイメージ
 「火月くーん 待ったー?」
 笑顔でそんなことを言う真由
 「待った」
 それをそのまんま返した
 セオリーどおり今来たとこっていってやりたいところだったが
 時計はすでに11時を回っている
 失礼のないように30分前に到着した火月は1時間半以上待たされたのだ
 「あはは ごめんねー 寝坊しちゃった」
 すんごい笑顔でそんな事言われると何も言えん
 
 朝食を当然のごとく食べてきていない2人はちょっと早いが昼食をとるために喫茶店に入る
 扉を開けるとカランカランという音
 喫茶店としては定番のつくり
 店内のやさしい色合いの黄色がやや落ち着く感じで好感が持てる
 2人は窓際の席に座った
 「こういうところ結構くるんですか?」
 火月が喫茶店に入ったのは初めてのこと
 真由が自然にこういう店を選び入ったのがとても大人っぽく感じた
 「ここははよく来るわよ 友達ときたり ご飯のときとか一人ではいったりもするし あ このスパゲティーがおすすめ」
 じゃあ それで と答えると真由は手馴れたように店員を呼びスパゲティーとアイスコーヒーを2つづつたのんだ
 「それで・・・ 今日は何のようだったんですか・・・? 」
 窓の外を眺めながら火月は聞いた
 「え? 恋人ならデートぐらいするでしょ?」
 恋人になった覚えはありませんけど・・・
 「そんなにこの間の会話が気になったんですか?」
 真由の顔を見ずに火月は外を見たまま聞く
 「違うわよ!今日はそんなんじゃないの!純粋にデ・エ・ト」
 ため息が出る
 昨日知り合ってからまだ時間にして18時間しかたってない
 電話がかかってきたのだって知り合ってから1時間後の話だ
 それで助かったりもしたわけだが・・・
 「悪い気はしないでしょ?こんな美人のお姉さんとデートできるんだから」
 まぁ確かに悪い気はしないそれが普通のデートであれば
 昨日あんなことがあっただけに火月には何かを見られてしまうのではないかという警戒心があった
 「だってさ・・・友達は旅行とかいっちゃったしね・・・私はそこまでお金はないし・・・」
 要するに暇だったのか・・・
 「俺もお金はないですよ」
 真由はニッと笑う
 「大丈夫おごれなんて いわないいわない まぁおごったりは出来ないけれどね」
 その笑った顔がまぶしくて火月は照れくさく右のほほをかいた
 「お待たせしました」
 たわいのない話をしてるうちにスパゲティーが出来たらしい
 ドスン
 「い・・・」
 思わず声が出た
 ドスン
 それにアイスコーヒーが二つ・・・
 「いただきます」
 真由は手を合わせて一礼してからフォークをとる
 火月はしばし思考が停止していた
 「センパイ・・・これ何・・・?」
 目の前にあるものを指差す
 「何って?スパゲティよ?」
 どう見ても3人前あるんですけど・・・
 メニューを見ると2~3人でお食べくださいと書いてある
 それを知っててなお二つ頼むのだから
 真由は普段からこの量を一人で平らげてるようだ・・・
 真由を見るとすでに1/3は腹の中
 こっちはまだ一口も手付けてないというのに
 豪快なセンパイだ・・・

 「苦しいんですけど・・・」
 残すわけにもいかないので根性でスパゲティーをすべて食べた火月
 センパイの食べた質量はどこに消えたのだろう
 あれだけの量を食べて真由はけろりとしていた
 「おいしかったでしょ?」
 笑顔で聞いてくる
 まぁおいしかったにはおいしかった
 途中から味がわからなくなったが・・・
 「これからどうするんですか・・・?」
 腹を押さえながら聞くといきたいところある?
 と聞いてきたので火月は首を横に振った
 「じゃぁ・・・次はあそこね!」

 「3時間ですか・・・」
 真由が選んだのはカラオケ
 それも2人で3時間
 カラオケなどほとんどくることもなくあまり歌も聞かない火月にはそれがどれほどの暴挙か・・・
 しかし、センパイの歌は思いのほかうまかったいろいろな歌をいろいろな歌い方をするのでこちらは聞き入ってしまう
 最初は交互に歌っていたものの
 後半は真由が2曲歌って火月が1曲のペースになっていた
 センパイの歌を聴くのは悪い気分ではなかった
 途中トイレに行こうと立ち上がったときものすごい寂しそうな顔をされた
 俺にどうしろというのだろうか・・・
 
 のどが痛い・・・
 火月は歩きながら咳き込みした
 火月の倍歌っているはずの真由は信じられないくらいぴんぴんしているが・・・
 「じゃあ 次はデートの定番スポット行きましょう!!」
 真由は子どものような顔でおーっとこぶしを突き上げる
 定番スポット・・・?
 公園か何か・・・?
 まぁどちらにしても休めるとこならどこでもいいや
 
 カキーン
 「センパイ・・・」
 カキーン
 「なぁに?」
 スパン
 「これって定番なの・・・?」
 カキーン
 「当たり前じゃない 私友達ともよくくるよ もちろん一人でも」
 カキーン
 お・・・結構飛んだ
 それを見て真由も笑顔で拍手を送る
 つれてこられたのはバッティングセンター
 まったく休めやしない・・・
 しかも100球ってどうだろう・・・
 でも野球は多少なりかじったから
 この程度の球速なら打てる
 カキーン
 「うまいうまい 結構やるわね火月君も」
 その顔を見るとすごくうずうずしているのがわかる
 「代わります・・・?」
 カキーン
 球を打ちながら聞く
 「いいから 後30球打っちゃいなさい! これは真剣勝負!負けたほうはここのお金払うんだからね!」
 い!?
 ブン!
 大きく空振りする
 聞いてませんが・・・?
 それを聞いてからの29球は本気で打った
 
 「行くわよ!」
 そう言うと真由はバットを持った左手を突き出しバットを立てる
 そして、左肩に右手を添えた
 あー それいつだかプロの選手がやってたな・・・
 カキーン
 「い!?」
 驚愕・・・
 「きゃー 一発目でホームラン出ちゃった!!」
 こっちを向いてピョンピョンはねる
 正直ミニスカートでバッティングされたりピョンピョンはねたりされると目のやり場に困る・・・
 その後も真由は何度かホームランを出し
 結局そのバッティングセンター代は火月が払った
 
 「はい」
 そう言ってセンパイが手渡してきたのはかわいいキャラクターのついたキーホルダーだった
 それを火月は目の前にぶら下げて問う
 「なんですかこれ?」
 真由はニコッと笑う
 「ホームラン賞の景品だって 本当は1個だけだったんだけど無理言って2個もらっちゃった」
 そういってブイサイン
 真由が打ったホームランは2本どころではなかったが・・・
 火月は照れくさく笑った

 「はい 次はボーリングね!」
 いい加減休みませんか・・・?
 その声は出なかった
 楽しそうな先輩の顔があまりにまぶしかったからだ
 しかし何でセンパイはこんなにオールマイティなんだろうか・・・
 ほぼすべてをスペアとストライクで倒した先輩のスコアはゆうに200を越えていた
 こっちはボーリングなどほぼ未経験100を越すのがやっとだった

 さて時間もそろそろ8時を回り
 2人は駅前に戻ってきていた
 「すごく すんごく楽しかった」
 その言葉通りすごく すんごく楽しかったような笑顔だ
 俺も・・・すごく楽しかった・・・
 「付き合ってくれてありがとね」
 真由はそういって一礼する
 「いや・・・こっちも楽しかったですよ」
 本当?と言わんばかりに顔を覗き込んでくる
 こういうとき男はドキッするものだ
 「本当は明日も明後日もこうやって遊べればいいのにね お金なくなっちゃった」
 あははと笑って真由は少し舌をだした
 それじゃこちらの体が持ちませんよ・・・
 「それじゃ、今日はこれで」
 「うん、また学校でね」
 そう言った時だ
 突然この世のものとは思えないものが目に映る
 人・・・?
 街灯から街灯へ飛び移るように移動するのは
 謎の転校生赤津美咲だった
 あのときの剣を持って・・・
 そのときふと美咲と目があった
 彼女もこちらに気づいたのだ
 しかし彼女はそれを気にも留めぬように別の場所へ飛んでいく
 どこへ・・・
 彼女の向かう先を見ると紫色のオーラのようなものが街を包んでるように見えた
 「なんだありゃ・・・」
 !?
 火月は思わずしゃがみこんだ
 「火月くん!?」
 真由は驚いて声をあげる
 「く・・・」
 この感覚は・・・やばい・・・代わる・・・
 意思を強く持て・・・でないと・・・
 く・・・
 くそ・・・
 「火月くん!!」
 !?
 ハッと意識が戻る
 心配そうに真由が顔を覗き込んでいるのが見える
 あの紫のオーラ尋常じゃない・・・
 あいつ死ぬぞ・・・
 そう思ったときもうすでに火月は立ち上がり走り出していた
 彼女美咲が向かう方向へ
 「火月くん!!」
 後ろから声が聞こえる
 ついて来ている・・・?
 「くるなーー!!!」
 顔だけ後ろを向け真由に向けて叫んだ
 真由は体をビクリと震わせるとそこに止まる
 それを確認して火月は全力で走った
 その時火月には・・・自分がどれだけ軽率な行動をとっていたか想像もつかなかった・・・
 
 

 ちょっと最後は盛り上げてみたけどどうだろう
 まぁ・・・新しい敵を出すとして・・・
 どんなのかは考えてねぇ!!!
 
 

今日もまたつまらない1日 3 

 まぁこんなことを毎日書けるわけもなく・・・
 暇なうちに書いちまおうってはなしだが・・・
 まぁ誰が読んでいるかわからないこんな記事だが多少なりでも楽しんでもらえればはたはた幸いである
 とりあえず主要キャラが2人では寂しいので新キャラを追加してみようと思うわけである
 もちろん必要なのは女性キャラだろう?
 俺のはなしに男はいらん!!!
 っとそんなことはないのだがとりあえず新キャラを書いたが・・・
 あーまたバランスがおかしいぞ・・・?
 スカートって苦手なんだよ・・・
 新キャラ

 まぁどう登場させるかは今から考えるとして・・・
 とりあえず・・・明るいキャラで先輩ということにしようかな!
 そして急遽ラブコメ路線に突入するのだ!!!

 5月2日
 今日もまたつまらない1日学校編が終わりを遂げようとしていた
 ホームルームが終わり早々に教室を出た火月
 美咲の顔をあまり見たくなかったからである
 さっさと学校を出て今日は早く寝よう・・・
 そう思っていたのだが・・・
 ・・・
 なんと古典的な・・・
 下駄箱を開けるとそこにあったのは白にピンクがかかったような色の封筒
 裏の真ん中にハートのシールで封がしてあり表にはなにも書いてない
 一瞬どうしていいか迷ったが
 火月は人通りの少ない廊下にダッシュすると男子トイレに入った
 男子トイレでラブレターを開く人間はもはやだめな気がするが・・・
 なになに・・・?
 体育館の裏に19時にお待ちしております・・・?
 もしかして果たし状ってやつか・・・?
 例の転校生からか・・・?
 そう思って下を見るとちゃんと名前が書いてあった
 高橋 真由
 ・・・だれだ・・・?
 小さな文字で「一応センパイだぞ!」っと書かれその隣になんとも絵心のないウサギのようなものが書かれていてそれにふきだし一応このウサギらしいものがしゃべってる設定らしい
 それにしてもあて先は本当に俺であってるのだろうか・・・
 それともドッキリか・・・?
 そんなことを火月は考えた
 「って19時!!!?」
 その叫びは男子トイレから廊下までこだました

 19時なんて正直かったるい・・・
 仕方なく教室に逆戻り
 幸い美咲はいなかったようだ 
 とりあえず時間まで寝るぞっと火月は机に伏した
 彼女がほしかったわけじゃない
 正直どうでもよかった
 ただはじめてもらったラブレターであり
 相手はセンパイであることから無視して帰るのはいくらなんでも失礼だと思った
 出来ればもっと早い時間にしてほしかった・・・

 19時10分
 つい寝すぎてしまったようだ・・・
 一応アラームかけたんだけどな
 急いで体育館の裏に向かう
 もはや日も沈んでいたので真っ暗ではないかと少し不安もあったがそこは学校の照明が照らしていた
 目立たないか・・・?
 「おっそーい 15分も遅刻だよ?」
 目の前の女性がそういった
 おそらく彼女が高橋真由なのだろう
 身長は俺よりやや小さいぐらいたぶん170はないだろうがそのくらいだ
 顔は小ぶりで目が大きく美しい顔立ち
 間違いなく美人である
 そして栗色の美しい髪は清楚さを感じさせるが
 先ほどのしゃべり口調から推測する限り清楚と言うよりは明るいほうなのだろう
 それ以上に・・・制服からはちきれんばかりの胸が目立って目のやり場に困る
 「俺に何のようッスか?」
 なんとなく聞いたが多分ラブレターを出して告白しようと言うよりは下級生をいたずらして楽しもうと言った雰囲気が漂っている気がしたからである
 一応周りを見渡してほかに誰もいないことを確認する
 「私以外誰もいないから安心して」
 落ち着いたように言う真由
 何を安心しろと・・・?
 「実は聞きたいことがあるの!」
 告白ではないようだ
 まぁ分かってはいたが
 「今日の1限の後の休み時間のあの会話は何?」
 「なっ!?」
 思わず声をあげてしまった
 聞かれてた・・・?
 「ごめんねー 立ち聞きするつもりはなかったんだけど 殺すとか殺さないとか ちょっと面白ワードが聞こえてきたもんだからついね」
 あははと笑って言う真由
 殺すって面白ワードか・・・?
 だがそんなこと火月が答えられるわけがない
 火月自身何も分かっていないのだから
 あるのは殺されそうになった記憶だけ
 「俺にも・・・よく分かりませんよ・・・」
 その火月の言葉に真由はふーんっと言って珍しげに火月の顔を覗き込む
 「ね 火月くん」
 いきなり名前で呼ぶのかこのセンパイは
 俺の名前を知ったんだろう・・・
 火月の変な疑問が募る
 「私と付き合わない?」
 「はぁ!?」
 にっこりと答えた真由に火月は思わず声を上げた
 「何でですか・・・?」
 たぶんまともな答えは返ってこないだろうと思いつつもだめもとで聞いてみる
 「だって面白そうじゃない 一人少女にねらわれる少年 その真相を探るなんてすごく面白そう!」
 やっぱりな・・・っとため息をつくと火月は言った
 「遠慮しときます」
 どうやらこのセンパイもよっぽど変わり者のようだ
 「じゃぁケータイの番号教えて私も教えるから」
 どうやらこのセンパイは付き合うとか関係なしに真相を突き止めるつもりらしい
 勘弁してくれ・・・
 と言うものの
 ケータイの番号やアドレスを年上のセンパイと交換すると言う作業はなんと言うかロマンがありその誘惑には勝てなかった
 「ありがと!それじゃ今度電話するからね!」
 そういうと手を振って走っていく
 送っていきますかー?と聞いたが大丈夫ー!っと返ってきた
 だいぶポジティブで変なセンパイにかかわってしまった・・・
 まぁ美人だからいいか・・・

 夜帰り道を歩く
 どうやら真由が付けてきてるということはなさそうだ
 このシチュエーションは昨日のことを思い起こさせる
 あの後・・・どうなったんだ・・・
 そんなことを考えていると
 目の前に彼女がいた
 「うぁ!?」
 思わず声を上げる
 「どうしたの・・・?」
 彼女赤津美咲謎の転校生はいつもと変わらぬ口調で問うてきた
 思わず両手を上に上げて驚いた俺が馬鹿みたいじゃないか・・・
 火月は後頭部をかいた
 「今日は殺しに着たんじゃないのか・・・?」
 冗談交じりに聞いてみる
 「場合による・・・」
 怖いことをいう女だ
 「まぁ殺しに着たんじゃないんなら俺は帰る じゃあな」
 そういって背を向ける
 実際殺しにきたって言われたらどうしてたんだ俺は・・・
 「出来れば・・・どこにも寄らずに・・・走って帰って・・・」
 ん?っと声を上げ火月は振り返る
 「なんだって?」
 そう言って美咲を見ると右手親指と人差し指をあごに当て何かを考え込んでいる
 それを火月はしばし眺めていたが
 「だめ・・・多分もう走っても間に合わない・・・」
 意味の分からないことを言う美咲
 !?
 美咲が右手を前に突き出すとそこに魔法のように昨日の剣が現れる
 「どういうつもりだ・・・?」
 少し苦笑いすると火月は後ずさりした
 「真実が知りたければ・・・強く意思を持って・・・意識を失わないで・・・」
 そういった美咲はもうこちらに向かってものすごいスピードで突進を開始しており
 剣を振り上げていた
 し・・・死んだ・・・
 火月はそう思った
 目を思いっきり瞑ると急に意識を失いかける
 そのときさっきの美咲の言葉を思い返す
 強く意思を持って・・・
 火月は耐えた意識を失わないように歯を噛み締めた
 美咲の剣はいまだ振り下ろされては来ない
 そっと目を開けるとそこで剣は止まっている
 !?
 思わず声を上げそうになる
 剣を止めていたのは火月の右手だ
 それも剣を止める手のひらは剣に触れてはおらず
 何か不思議な力で押し返してるようだ
 「また昨日のあんたか・・・ 死にたいんだなぁ!!」
 火月はそう叫んで剣ごと美咲を押し返す
 いや・・・今のは俺じゃない
 俺はしゃべってなんかいない・・・いったい誰が・・・
 「死ね!」
 またも火月の口からの言葉
 違う!!これは・・・俺じゃない
 火月が叫ぼうとしてもそれは言葉にならない
 意思だけは残っていても
 体が乗っ取られているようなそんな感覚
 !?
 ものすごいスピードで火月は美咲の懐に入り込むと右手でボディを貫く
 いや・・・間一髪で美咲は自分の剣でその攻撃をガードしていたが
 後ろに3メートルほど吹っ飛び受身も取れず倒れる
 「う・・・ぐ・・・」
 くそ・・・体がまったく言うことをきかない・・・!
 火月はただただあせるだけだった
 「昨日させなかった止めをさしてやろう」
 火月はそう言うと美咲の見下ろし手を振り上げた
 その手が上の月と重なったかと思うと右手にすごいエネルギーがあふれだす
 それは肉眼でも確認できるほどの黒いオーラ
 「う・・・く・・・」
 美咲は起き上がることが出来ないでいる
 それを見て火月は言った
 「死ね!」
 やめろー!!!
 心の中でいくら叫ぶも止まらない
 やめて・・・くれ・・・
 これは俺のからだ・・・なのに・・・なのに!!!
 火月の右手がぴくりと揺れる
 だめだ・・・殺した・・・
 美咲も火月も目をギュッと閉じた瞬間だった
 ピ~ピロピピロ~♪ピピロピロ~♪
 ケータイの着信音・・・?
 このまぬけな音は俺がセンパイの着信音に設定した・・・
 変な人用着信音!!
 火月はその右手を振り下ろすと
 右ポケットに入ってるケータイをとり答える
 「もしもし!!」
 「火月くーん?私よ わ・た・し! 明日暇でしょ?朝10時に駅前集合ね!」
 「はぃ!?」
 ツーツーツー
 ちょっと待て・・・あの人はどこまで勝手なんだ・・・
 あまりのことに美咲は倒れたままぽかーんとしている
 「あ・・・」
 火月は思わず声を上げた
 体が思うように動く
 言葉も・・・
 助かったのか・・・?
 不本意ながら今回はセンパイに感謝するしかあるまい
 自分勝手なセンパイではあるが明日は感謝の意も込め付き合ってやるか・・・
 そんなことを火月は思った
 「大丈夫か?」
 美咲に手を差し出す
 「大丈夫・・・」
 美咲はその手をとると起き上がった
 怪我は・・・多分ないみたいだ・・・
 「悪かったな・・・その・・・」
 火月はばつが悪くなってさすがに謝った
 「あなたは・・・悪くないから・・・」
 そう言うと美咲はこちらに背を向けて歩き出す
 「お・・・おい!俺はどうしちまったんだ・・・教えてくれ!!」
 その小さくなっていく背中に向かって叫ぶ
 美咲は顔だけこちらに向けると
 「それは・・・今度・・・」
 それだけ言うといってしまった
 火月はただそこに立ち尽くすだけ・・・
 街灯からあふれる光と月の不気味な光に照らされていた
 
 今日もまたつまらない1日がただただ過ぎていく・・・
 明日もまたきっとつまらない1日

 ちなみに美咲がここで話をしなかったのは
 けしてめんどくさくなったからではない!!
 まだぜんぜん思いついてないだけである!!
 あしからず!!

 さてデートイベントには何を盛り込もうかなぁ・・・
 ちょっとはラブコメっぽくなった? 

 
 
 

空回りしてたか・・・? 

ラジオなら番組風にやろうぜ!!
とか思った私であるがしかし

こういったネットラジオで身内が私が一人しゃべるラジオを聞いて楽しいものだろうか・・・

まだ一回目も放送してない
ゆえにゲストを呼ぶつもりもない
初めは自分の力でやると決めたからだ
しかし実際どうだろう
リスナーが求めてるものは何だろう・・・

身内だったら対話形式でラジオやったほうが受けがいいのでは・・・

実際にセロリの行ったラジオはだんなにもリサにも受けがよく
セロリの親友とにぶさんもノリノリであった

しかし私はネタにあふれてもいない
本当はラジオをやるならアドリブがきいてるほうが望ましいだろう
しかし私はアドリブといった力は皆無だ
だから番組形式!!と言ったわけだが・・・

みんなは出来損ないのむさっ苦しい男がただしゃべるラジオを聞きたいと思いますかね・・・

その辺できればご意見をいただきたい・・・
よろしくお願いしたいです

まぁ無理そうなら手を引くしかね・・・

やるにしても面白い番組作る自信はないんだけどな・・・正直ね・・・

今日もまたつまらない1日 2 

 いつものように行き当たりばったりでGO!
 話はその場で考えてますんであしからず

 小説は細かい描写が必要になる
 キャラを登場させるときにどれだけの描写が必要になるだろうか・・・
 その描写が私のはなしの中には皆無だ
 先日書いた物だって 転校生は小柄で150cmにも満たないショートカットとしか書いてない
 じゃぁここで付け加えればいいのか
 目は大きめで潤んで見えるがややきつそうなその瞳は性格の物静かさを強調しているようにも見える
 髪の毛はやや内回りな癖毛のショートカット
 その髪の美しさは男どものハートをわしづかみである
 さらにその小さく美しいピンクの唇は小さくもまとまりのいい顔を強調している
 胸は・・・
 ウエストは引き締まっていてやや痩せ型
 スタイルは1部を除けば悪くないもののその小柄なからだは美人と言うよりもかわいさを表現しているよう・・・
 自分でもよくわからなかくなった・・・そして文才はないようだ・・・
 まぁそんなときにフォローで使うのが絵である
 これさえあればいかに想像しやすくなることか
 てなわけで書いてみた
 謎の転校生

 まぁバランスも悪ければ
 いろいろ突っ込みどころ満載である
 そもそも小柄には見えない・・・il||li _| ̄|○ il||li
 そしてすごく足が変
 スカートも変
 剣もあんなでかいつもりはなかったんだが・・・
 そもそもあんな鞘ないぞ・・・?
 てか抜刀するなら逆・・・?
 まぁいいや
 そもそも設定なんて考えてなかったのだから
 ころころ変えてもいいよね

 5月2日
 今日は憂鬱なことに雨だ
 つまらない1日に油を注いだごとく
 やる気は急低下
 しかし今日も学校へ向かわなければならない・・・
 ダルイ・・・
 そんなことをぼそりとつぶやきながら
 火月は制服に着替える
 ちなみに髪はストレートだがぼさぼさ
 顔はまぁ悪いほうではないだろう
 身長はまぁ170cmにちょっと毛の生えた程度
 まったく特徴がなくいい紹介の表現がないが少しでも設定があればと上記のことを付け加えてみたが
 あまり意味はなさそうだ
 そして朝ごはんも食べずに家を出る
 寝癖を直してないが火月は見た目をあまり気にする性格ではないようだ
 傘を差しても足元が濡れるのはどうにもならない
 本当に憂鬱な一日になりそうだ・・・

 教室にはいつものようにホームルーム30分前には着く
 ならば朝ごはんを食べればよいものをこればっかりは中学からの習慣になってしまってどうしようもない
 今はこの暇な時間を楽しもう・・・
 火月は机に伏して目を瞑った
 しばらくすると教室に人が集まってくるのがわかる
 とたんににぎやかになる教室ももう慣れたものだ
 顔を上げると例の転校生の顔が目に入る
 !?
 火月はがたんと音を立てて立ち上がった
 その勢いで椅子は後ろに倒れる
 何で俺は忘れていた・・・
 昨日あの後どうなった・・・
 火月の思考が交差する
 一瞬転校生美咲がこちらを向いたような気がして火月はからだを硬直させる
 「ど・・どうした火月」
 その猛の声で我に返る
 「いや・・・なんでもない・・・」
 火月は椅子を直して再度席に着く
 美咲を問い詰めようかとも思った
 しかし席に着くとすぐに担任が教室に入ってきたので思いとどまった
 いつものように担任は出席を取る
 最後に呼ばれた美咲の返事はやけに美しく聞こえた

 鳴り響くベル
 とりあえず時間を吹っ飛ばして1限終了のチャイムである
 1間が終了するとともに火月は立ち上がりずんずんと美咲の席に向かう
 「ちょっと来い!」
 火月は美咲の手を引っ張って教室を出る
 火月が出た教室からはざわめきだけが残る
 火月は美咲の腕を引っ張り人通りのない廊下へと移動する
 「痛い・・・」
 火月はその声を聞いてハッと手を離す
 「わ 悪い・・・」
 よくよく考えれば大胆なことをした
 この状態で教室に帰ったらどうなるものか・・・
 「何の・・・よう・・・?」
 美咲が顔を上げてこちらへ問う
 そうだ・・・こいつには聞かなくてはならないことがある
 しかし、何から聞いたらいいのか自分でもさっぱりで言葉がうまく出ない
 「何で・・・なんで俺を殺そうとしたんだ・・・?」
 やはりこれしかあるまい
 美咲はキョトンとすると首を傾げて返す
 「私が・・・ あなたを・・・?」
 その態度に少しカッとなった
 「そうだ!昨日の夜7時ごろ!俺が学校から帰る途中・・・お前は・・・」
 美咲は変わらない口調で答えた
 「うそばっか・・・」
 たまらず火月も返す
 「違う!間違いない!!嘘なもんか!!」
 美咲は自分のあごに右手の親指と人差し指を当てて考え込むと言った
 「確かに私は殺そうとした・・・でもそれは・・・あなたじゃないから・・・」
 「なんだって・・・?」
 あれが俺じゃない・・・?いやあれは俺だ・・・でなければ覚えてるはずもなく・・・
 あれ・・・?何を言ってるんだこいつは・・・
 思考がまとまらない
 いったい美咲が何を言いたいのか
 「お・・・」
 次の言葉を叫ぼうとしたがそこで2限目の始業チャイムがなる
 「授業・・・始まるから・・・」
 そういうと美咲は火月を残してその場を後にする
 「いったい・・・どういうことなんだ・・・?」
 その呟きが廊下に響きわたる感覚を火月は一人かみしめた
 
 教室に戻るとザワッと声が上がる
 それを2限目の教師が鎮める
 「水木!さっさと席に着け」
 そう教師にいわれるままに席に着く
 すると前の席の猛がこちらに顔を向ける
 「振られたのか・・・?」
 ぼそりとつぶやく
 「ばか そんなんじゃねぇよ」
 同じように返す
 すると猛はニシシと笑い前を向く
 その態度は癪に障るが今はそんなことどうでもいい
 彼女は何が言いたかったのか・・・
 それにあの後どうなったのか記憶がないのだから・・・
 しかし今日は美咲としゃべる気は起こらなかった
 憂鬱な雨の日はいつものようにつまらなく過ぎ去っていく
 
 ああ今日もまたつまらない一日







 ああ!!!!
 どうやってラブコメ路線に持っていこうかな!!!!!!!

ラジオ番組を持とうか 

 いろいろ考えた結果ラジオ放送をやってみようかなと思いました
 ちゃんとコーナーを作りくだらない話をする
 30分ぐらいの番組を・・・

 てなわけで課題もやらずにラジオの計画書を書いてたわけですが・・・
 なんか・・・やってもあまり面白くない気がしてきた・・・
 アニメの声優のラジオしか聞いたことないからさ!!
 どうやってラジオ番組を組み立てていいかわからないのよね・・・
 そりゃ問題だ そりゃ問題だ
 話下手な私がどこまで出来るかもまた一興ではあるが
 実際私は面白いことをしゃべるタイプではなく
 何かいうとすべるタイプだと言うことは重々承知の上なので
 これを言うのはちょっと勇気がいるのですが・・・

 近々ラジオ放送いたします!!!

 やっぱ無理・・・
 まぁ日にちは未定・・・

 まぁここでコーナーをひとつ公開
 実はこのコーナーしかまだ考えてなかったり
 コーナー名「RaRaDioの主張」
 別に主張じゃなくても結構です
 ようはお手紙を読むコーナー
 びっくり大暴露とか
 恥ずかしい告白とか
 私への質問とか
 ここが変だよ日本人とか
 まぁ何でもいいです
 
 お手紙はメール受付
 アドレスはこちら
 mikebuchi1005@yahoo.co.jp
 
 このブログにメールフォームありますのでそちらで送ってくれてもかまいません
 その他ご意見要望
 このブログに関する要望でも
 こんなコーナーあったらいいよ?とか
 何でもいいですよぅ

 まぁここまで大げさに宣伝しながら何もやらないこともあるので注意
 なんってたって度胸ないから!!!

今日もまたつまらない1日 

 この記事はどうせつまらない毎日ならばオールフィクションでもかまいやしないべという
 作者の投げやりな心が生んだ読んでもしょうもない記事である
 
 記事は常に何も考えずに思いつきで書くことを前提に
 行き当たりばったりでつながりのない記事になることを私自身は期待している(ぁ

 
 ではこの記事はノーノンフィクションでお送りいたしますのであしからず


 4月30日

 4月も今日で終わり・・・
 桜の花も緑の葉に生え変わり
 田んぼは水を張り苗を植え始める
 まさに春半ばといったところか
 しかし今日は春半ばとは思えないような暑さが朝からやる気を奪う
 今日もまたつまらない1日をぐだぐだと過ごすことになるのだろう

 私はららとからなとかを名乗っている1人の人間であるが
 すべてフィクションで書くと決めたゆえ名前はどうでもよい
 だから今は「水木 火月(みずき かつき)」を名乗ろう
 名前に意味はない、今考えた名前だ
 どっちが名前でどっちが苗字かわからない名前憧れていることは今は伏せておこう
 そして火月は今日もまたつまらない1日を過ごすために学校へ向かうのである
 しかし考えてみると4月30日は日曜日学校なんてあるわけがない
 この際今日は5月1日だということにしよう
 フィクションだから日にちなんてどうでもいいと思っている
 ならはじめから付ける意味はないわけだがリアルタイムってちょっとかっこいいじゃん!
 まぁこの際だから21歳で大学4年という設定も使いにくいので16歳で高校1年という設定にしよう
 そうすると誕生日も変えねばなるまい
 4月29日が誕生日と・・・
 というわけで火月(16歳)は暑さを我慢して今日もまた高校へ向かうのだった

 高校に入学して約1ヶ月
 学校にもやや慣れ重たくのしかかった緊張感も徐々にほどけていく
 そもそも火月にそのような緊張感など元からなかったが・・・
 早く着すぎた教室にも徐々に人が集まりだす
 「よう 今日もだるそうだな」
 声をかけてきたのは火月の前の席の・・・えーっとだれだったかな・・・
 まぁとりあえず猛(たける)という名前にしておこう
 「今日も無駄に元気がいいな 猛」
 やる気のない声でそれを返す火月
 「今日はナイスな情報を持ってきたんで聞けよ」
 そういって顔をズイッと近づけてくる猛
 それ以上近づけたら殴る
 「なんでも今日は転校生がこの教室に来るらしいぜ しかも女の子ってはなしだ」
 なんとベタな・・・
 自分で自分の低脳さに驚いたが
 学園ものならば転校生の女の子はつき物だと思うわけだ
 まぁ今さっき考えたネタなので文句は言わさない
 それにしてもまだ新学期が始まって1ヶ月たたないというのに転校とは・・・よっぽどわけありか・・・それとも・・・
 そんなことを考えていると教室の戸がガラガラと開き担任が入ってくる
 それと同時に集まってはなしをしていた生徒たちはガタガタと音を立ておのおのの席に着く
 担任はおはようと挨拶してからオッホンと咳き込み
 「今日は転校生を紹介したい」
 そう言って手招きをする
 すると1人の女の子が教室に入ってきた
 背は150cmないだろう小柄な女の子で髪はショートカット
 担任の言葉を聞いて教室に入ってきたのは担任の演出なのだろうか
 「赤津 美咲(あかつ みさき)です よろしく・・・」
 転校生はつぶやくように言うと先生に指定された席に移動し座る
 そのしゃべり方から推測するに元気があるというよりは物静かなタイプのようだ
 付け加えておくと彼女の座った席は火月の隣の席
 というわけではない
 教科書ないので見せてねドキドキシチュエーションはベタベタなので却下することにしたのだ
 「では1限目は国語だなこのまま授業開始するぞ」
 と言って先生は板書をはじめた
 出席確認や連絡事項を述べてない点がまるでホームルームらしくはないがその辺はあまり考えないでくれ

 鳴り響くチャイムの音
 授業終了とともに多数の生徒が美咲の席を囲うように集まり
 質問攻めを開始する
 転校生が誰でも通る道だろう
 しかし実際そうなのかは定かでないが・・・
 美咲はあらゆる質問に一言一言で答えていく
 「誕生日は?」
 「2月18日」
 「好きな食べ物は?」
 「いちご」
 「彼氏とかいるの?」
 「いない」
 ぼそりぼそりと一言でしか返さないが律儀にすべての質問に答えている
 その様子を火月は自分の席で眺めていた
 転校生といってもたった1ヶ月遅かっただけ
 どうしてそんなもの珍しげになれるのかがわからなかった
 猛は質問組みだったようだが・・・
 その時ふと束になってる人の隙間から見える美咲の目がこちらを向いたような気がしたのは
 自意識過剰なせいだからであろうが
 お約束なので一応そういう演出は入れておくことにする

 日が長くなっても7時を過ぎれば太陽も沈む
 火月は暗くなった帰り道を一人歩いていた
 今日もまたつまらない1日だったなと思い返しながら
 いろんな過程がぶっ飛んだような気もするが
 火月と美咲とのドキドキハプニングはなかったと断言しておこう 
 それ以上に言葉も交わしていない
 しかも部活をしていない火月が何でこんなに帰りが遅いのかはあえてノーコメントだ
 一言でいうなれば都合?

 ふと感じた違和感
 いつもと同じ帰路をいつもと同じように帰っていたというのにこの感覚は何だ・・・
 !?
 一瞬背筋が凍るような感覚を感じ取り火月は振り返ると
 目の前に高速でこちらに向かってくる小さな白い光が
 「うわっ」
 間一髪でそれをかわすものの
 火月の左ほほからぽたりと血がたれる
 その光の正体は月の光に照らされた小さなナイフ
 かわしたナイフは火月の後ろに立っていた電柱に突き刺さっていた
 なぜこんなものが・・・
 ハッとナイフが飛んできた先を見ると何かが光った
 それは剣
 この現代には似合わぬ長物を彼女は持っていた
 彼女はこちらに近づいてくるとその剣の先をこちらに向け言った
 「私は・・・あなたを殺しに来た・・・」
 火月は彼女を知っている・・・
 今朝うちのクラスに転校してきた赤津 美咲だったのだ

 って・・・
 明日提出しなくちゃならない課題を今日やらないといけないのに俺は何を書いてるんじゃ!!!
 まぁベタベタな展開を今さっき思いついただけ書いてみた
 構想なしで思いつきで書いてるんで面白い話は書けんし
 文のつながりは変だろうが許しておくれ
 そしてこんなくだらないものを最後まで読んでくれてありがとう
 だが続きは書くかわからない
 
 ああ今日もまたつまらない1日

 
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。