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今日もまたつまらない1日 6 

 5月8日

 ゴールデンウィークが明けた朝
 こんなにも学校に行くのがつらい日があっただろうか
 体はまだだるい・・・
 それ以上に・・・
 重症だな・・・
 火月は後頭部をかいた
 
 朝だというのにぎらぎらと光る太陽
 その中で草や木たちは水玉のコーティング
 そういえば昨日は雨だったな・・・
 そんなことを考えながら火月は重い足取りで学校に向かって歩く
 今日も暑くなりそうだ・・・

 「よ!火月!朝から野良犬にでも追いかけられたか?暗いぜ?」
 背中をバンと叩き声をかけてきたのは
 いつだろうが無駄にテンションが高い猛だ
 朝一番から会いたくないやつに会ってしまった・・・
 ひどく気だるい今日の体調にこいつの馬鹿みたいなテンションは毒だ
 「朝から元気だな猛・・・俺にはお前がまぶしすぎるぞ・・・」
 「お?やっぱりそうか?俺って輝いてるからなぁ!!」
 猛はあっはっはと笑う
 ああ 輝いてるぞ いろんな意味でな
 結局無駄に高いテンションの猛の話を学校までの20分聞かされ続けた
 勘弁してほしい・・・

 教室に入るとすでに先日激戦を繰り広げた美咲は席についていた
 こいつにはいろいろと聞かないといけないことがあるからな・・・
 なんせあの後俺はすぐにぶっ倒れちまったみたいだし・・・
 こいつが俺を背負って家まで連れてきたのか・・・?
 そんなことを思いながら美咲を見ていると
 ふと目が合う
 ひらひらと手を振ると美咲は目をそむけた
 まぁそのことはいつでも聞く機会はあるだろう
 俺にはそれ以上に解決しなければならない問題があるのだから・・・
 
 さてどうするべきか・・・
 授業中ずっと俺は考え事をしていた
 それは・・・センパイについてだ
 ついカッとなってしまった
 あの時は本当に頭が真っ白になったんだ
 ぶつ前もぶった後も
 とにかく会えれば・・・
 会ってどうするんだ・・・
 謝るのか・・・?
 あれは俺が悪かったのか・・・?
 軽率であったのは間違いないが・・・
 それにいきなりぶったのも・・・
 うーん・・・
 とにかくセンパイに謝ろう・・・
 それが一番いい・・・
 許してもらえるかは分からない
 話を聞いてもらえるかも分からない
 ただ・・・このまま何もしないままその出会いをなかったものにはしたくない・・・

 休み時間何度か2年生の教室に足を運ぼうと教室を出たものの
 すぐ引き返してきてしまう
 意外に度胸がない・・・
 俺ってこんなもんだったのかなっとため息をついた
 しかしセンパイに会うためには・・・避けて通れないんだろうなぁ・・・
 何より心の準備がな・・・
 とりあえず放課後まで・・・いや明日までに・・・
 そんなことを考えながら自分の席に着く
 何より自分の度胸のなさに落胆した

 放課後
 なんだかんだ授業中に悩んでいたものの
 結局考えがまとまらずセンパイの教室に行く決心も作れなかった
 情けない・・・
 とりあえず今日は何も起こらないうちにさっさと帰って寝よう・・・
 などと考えながら下駄箱を開ける
 「あ・・・」
 思わず声が出た
 目に入ったのはひとつの封筒
 しかもかなり見覚えのある封筒だ
 センパイ・・・?
 そう思うと急に思考が高速回転
 その封筒を取るとダッシュして階段を駆け上った
 
 扉を開ける
 ここは屋上
 普段は生徒立ち入り禁止となっていてほとんどここにくるものはいない
 前回よりは学習したようで
 ここならゆっくりと内容を確認できる
 封を開けようとしたところ
 自分以外にも人がいることに気がつく
 あれ・・・?
 思わず封筒をポケットにしまいこむ
 あれは・・・
 赤津だ・・・
 屋上から街の様子を見てるのか
 ずっと先を見据えたまま・・・
 こちらには気づいてないのか・・・
 「赤津・・・」
 後ろから声をかける
 美咲は先を見据えたまま答えた
 「美咲でいい・・・」
 どうやら気がついていたようだ・・・
 「あー・・・なら俺は火月でいいぞ美咲」
 そのとき初めて美咲は振り返ってこちらを見た
 「火月・・・」
 「ああ 火月だぞ 美咲」
 「火月・・・」
 「なんだ?」
 「意味はない・・・」
 やっぱりこいつは良く分からん・・・
 「あー 一応お前に聞いておきたい事がいっぱいあるんだが」
 「何・・・?」
 こいつは俺に何を聞かれるかどうかまったく予測できないとでも言うのだろうか
 とはいえ何から聞いたらいいか・・・
 「よっ」
 その掛け声で美咲の隣に移動すると同じように空を見る
 美咲はその様子をじーっと見ていた
 「んー そうだな・・・まず聞かなくちゃいけないのは・・・」
 「何・・・?」
 「俺とお前についてだな」
 美咲は目をぱちぱちする
 「お前は・・・何者だ・・・?」
 そう言って火月は美咲を見る
 美咲も同じようにこちらを見ていた
 見つめあうのはちょっと照れくさいのだが・・・
 ここで目をそらしたらなんか負けた気がする
 絶対にそらさん
 ・・・
 先に目をそらしたのは美咲だ
 勝った・・・
 「私は・・・ここではない世界から来た存在・・・」
 変わらず美咲を見続ける火月
 美咲はふとこちらを向いた
 「・・・信じるの?」
 火月は頬をかいた
 「まぁいまさらな・・・」
 あれだけのことが目の前で起こったのだから・・・
 いまさら何を疑えというのだ・・・
 「俺にとっちゃお前が言うことがすべてだ・・・でたらめ言ったって信じるぞ」 
 美咲はしばらくこっちを見た後ふと前方に広がる空を見る
 「私の住む世界で・・・大きな戦争があった・・・全世界を巻き込んだ・・・大きな戦争・・・」
 美咲は空を見上げていたが下を向く
 「私たちの世界には・・・大きく分けて・・・2つの人類が存在する・・・光と・・・闇・・・私が光・・・そして・・・あなたの中にいるのが闇・・・」
 それを聞いて火月は顔をしかめた
 「俺のなかにいるのはお前の世界の闇・・・」
 「そう・・・私たちの世界で起きた戦争・・・それが光と闇の戦争・・・勝ったのは光・・・負けた闇は・・・異世界に逃げ込んだ・・・」
 「それがここか・・・」
 美咲はこくりとうなづいた
 「何人かの光の使者が・・・この世界に来た・・闇の駆除を行っている・・・」
 「お前もその一人か・・・」
 美咲は先ほどと同じようにこくりとうなづくとやや険しい顔をする
 「私が・・・この世界に来ることを志願したのは・・・姉の仇を討つため・・・」
 「仇・・・?」
 「私の姉は・・・光の中で1番の力を持っていた・・・すごくやさしくて・・・私の・・・自慢の姉・・・で・・・私たちを・・・守るた・・・めに・・・命・・・を・・・おとし・・・て・・・それ・・・で・・・」
 声が震える
 「いい・・・もういい・・・それ以上はいい・・・」
 火月はその小柄な少女の頭をなでた
 ドンっと美咲は火月の胸に体を預ける
 「う・・・ぅ・・・」
 火月はただ美咲の頭をなでることしかできなかった
 この小さな少女にどれだけの過去があるのか・・・
 それは今の自分には分からない・・・
 火月が空を見上げると空はやや赤みがさし夜の訪れを伝えていた

 数分して美咲も落ち着き
 「ごめん・・・」
 ただそう言い屋上を走って出た
 美咲の意外にも弱い部分を見せ付けられ火月は少し困惑したものの
 すぐに自分がここに来た理由を思い出す
 火月はポケットから封筒を取り出すと開く
 「ええと・・・19時・・・体育館裏・・・?」
 ただ19時体育館裏と記載されただけのお粗末な便箋
 右下には見たことのあるうさぎの様な生物がかかれているのを見るとセンパイである事は間違いなさそうだ
 にしてもまた19時とは・・・
 前回ほど時間があるわけでもないし寝てる余裕はなさそうだ
 寝たら間違いなく遅刻するな・・・
 俺が散々踏み出せなかった一歩をセンパイが踏み出してくれた
 センパイには本当に感謝しなくちゃな・・・
 火月は屋上を後にした


 時間はすでに19時を回っている
 火月はあたりを見渡した
 前回の遅刻もあったので今回は30分も早く来たわけだが・・・
 センパイはまだ現れない
 あの時遅刻してきたし・・・これでお相子だな・・・
 そんなことを思いながらそこでただ一人待ち続けた
 19時30分・・・
 まだセンパイは現れない・・・
 ただ外灯に照らされ火月はただそこに立ち続ける
 さて・・・どうしたものか・・・
 もしかしてからかわれたのか・・・
 そろそろそんな不安もふつふつ
 45分・・・50分・・・55分・・・
 あきらめて帰ろうとしたときだ
 「あ・・・」
 壁から少し顔を出しちらりとこちらを見ていたのはセンパイだ
 目が合う
 ・・・
 「センパ・・・」
 その言葉を言い終わる前にセンパイはこちらに背を向け駆け出していた
 「センパイ!!」
 それを追いかける
 「センパイ!!!まって!!」
 くそ・・・速い・・・俺より走るの速いだろ・・・!
 ならここは・・・
 少し力を使うだけなら!!
 「く・・・」
 体が痛むそれと同時に
 急に火月のスピードが増した
 「センパイ!!」
 センパイの肩をつかむ
 「いや!!」
 それを振りほどこうとする真由
 「センパイ!落ち着いて!!」
 ドン!
 「あ・・・」
 二人で転んだ
 それも・・・仰向けに倒れるセンパイにかぶさる形で・・・
 それでものしかからないように両手で何とか体を固定する
 この状態は・・・かなりやばいんじゃ・・・
 いや・・・落ち着け・・・落ち着け・・・
 「センパイ・・・」
 真由は顔を赤くして目をあわせようとしない
 「1時間も遅刻ですよ」
 そう言って火月は微笑んだ
 真由はその言葉を聞いてこちらに目を合わせると大粒の涙を流した
 それをすぐ両手で顔を覆うように隠す
 「私・・・私怖くて・・・どんな顔で火月君に会えばいいのか分からなくて・・・」
 「センパイ・・・」


 火月は真由をベンチに座らせるとすぐそばにある自販機であったかい缶コーヒーを2本買う
 「甘いので良かったですか?」
 「うん・・・ありがと・・・」
 真由は缶コーヒーを受け取ると口を開けてふーふーと息をかける
 火月はその隣に腰を下ろした
 「私・・・怖かった・・・火月君とはもう二度と話せないと思って・・・今だって本当にどうやって会っていいかわからなくて・・・あって私が何を言えるのかわからなくて・・・それでもどうしても謝りたくて・・・」
 俺と同じだ・・・
 センパイも同じように悩んでいた・・・
 「俺もです・・・本当は俺のほうからセンパイにあいに行くつもりだったんです・・・でもどうしてもそれが出来なくて・・・センパイに謝らなくちゃと思って・・・」
 「どうして・・・どうして火月君が謝る必要があるの・・・悪いのは・・・すべて私で・・・」
 真由は下を向いた
 「そういう考えはあまりよくないですよ・・・自分ばかり悪いなんて考えないでください・・・」
 「でも・・・」
 「センパイ・・・俺・・・センパイにすべて話そうと思うんです・・・だけどあまりにも現実とは離れた話しだし・・・もしかしたら・・・今以上にセンパイを巻き込んでしまうかもしれない・・・それでも・・・聞いてもらえますか・・・?」
 真由はこくりとうなずいた
 「うん・・・」
 その一言にどれだけの覚悟を・・・
 センパイの目は真剣だった
 それに俺も答えなければならないだろう
 火月は上を向いた
 「何からはすべきか・・・」
 火月は今まであった事を話した
 美咲に殺されそうになったこと
 知らぬ間に何かが自分のなかにいたこと
 それが自分では抑えられないこと
 初めて敵と戦ったときのこと
 とにかく聞いてほしかったんだと思う・・・
 自分の不安を・・・
 「ごめんね・・・私・・・無神経にあんなことを・・・」
 「俺も・・・いきなり殴ってすみませんでした・・・」
 ・・・
 ・・・
 沈黙が流れる・・・
 その沈黙を切ったのは真由だ
 「あの時・・・火月君が走っていく後姿を見て・・・すごく怖くなったの・・・もう2度と会えないような気がして・・・くるなって言われたけど・・・それでもずっと探してたの・・・」
 2度と会えないような・・・か・・・
 確かに・・・あそこでセンパイが来なければ・・・おそらく俺はこのよにいなかった・・・
 「今までも心の闇に取り込まれそうになったときセンパイの声に助けられた・・・俺センパイの声を聞くとがんばれる気がするんだ・・・だからすべて話した・・・もしそれでセンパイに危害が及ぶようなことになったら・・・」
 火月は立ち上がって真由を見た
 「俺が先輩を守るよ・・・必ず・・・」
 センパイが笑った・・・
 そう・・・センパイに泣いた顔は似合わない
 いつも笑っていてほしいそう思うんだ・・・
 「火月君」
 そう言って真由は手を伸ばす
 「私もあなたに何か合ったら必ず守るわ」
 火月は照れくさそうに笑うと
 その差し出された手を握った
 その二人を月は祝福するように照らし続ける
 外れていた歯車はがまた噛み合うように
 二人の時間はこのとき動き始めた
 



 あー
 まぁどんどん文が雑になっていくような気がするけど・・・
 その辺勘弁して・・・
 もういろいろと・・・あたしゃ限界よ・・・
 まぁ次も書くんだけどね はっはっは
 
 

  
 
 
 

 
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